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「共楽館」は、日立鉱山が従業員や地域住民のために建設した大規模な妻入の劇場で、東京の歌舞伎座や帝劇を参考に大正6年につくられました。正面入り口の左右に2階建、唐破風屋根をもつ階段室が附属しています。本館の棟には鬼板を乗せ屋根の左右には千鳥破風を据えた大型木造建築です。内部は、屋内体育館として改造されており、国の有形文化財に登録され地域の象徴ともなっていました。日立鉱山の従業員はもとより地域住民の憩い場であり、歌舞伎、芝居、講演会・説教、相撲巡業、映画会、音楽会、菊花展、素人演芸会と様々なイベントが行われていました。昭和42年に市に寄贈され、現在は日立武道館となりました。