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河合寺は皇極天皇2年(643年)、皇極天皇が蘇我入鹿に銘じて建立させたのが始まりと伝えられています。塔頭が24坊そびえ立っていた時期もあり、観心寺・金剛寺と並び河内三大名刹と呼ばれるほどでした。南北朝時代には楠木氏をはじめ南朝方の崇敬を受けるものの、楠正行(まさつら)の死後、兵火に遭い、大伽藍が焼失。さらに織田信長に寺領を没収されて、衰退してしまいます。その後豊臣秀頼や狭山藩主北条氏が再興をはかりますが、以前と同じ隆盛はみられなかったようです。平安期に作られた、木造多聞天立像、木造持国天立像、木造千手観音といった5体の仏像は国指定重要文化財となっています。平成2年には付近に「アジサイ園」が完成し、3500本のアジサイが植えられ、多くの人が訪れます。