東京都心は久しぶりの太陽も10月は記録的な日照不足に 今後の天気は
きょう27日(月)の東京都心は雲の間から青空が見え、久しぶりに太陽が顔を出しました。残りわずかとなった今年の10月ですが、“秋晴れの候"には程遠く、記録的な日照不足となっています。今週一週間はどうなる?11月最初の3連休の天気は?
東京都心ようやく日照2時間超え
週明けのきょう27日(月)の東京都心は、雲が多かったものの、昼ごろから青空が見え、時折り日差しが降り注ぎました。久しぶりの太陽に思わず、ホッと胸を撫でおろした方もいらっしゃったのではないでしょうか?東京都心で日照時間が2時間を超えたのは23日(木)以来4日ぶり、今月10日目のことです。
10月といえば、例年なら秋雨シーズンが終わりを告げ、さわやかな秋晴れ、運動会シーズンなどスポーツや読書、行楽など何をするのにもちょうどいい季節です。ただ、今年は様子が違います。今月の東京都心の日照時間を確認すると1時間にも満たない日が、きのう26日(日)までで14日もありました。月の半数以上が曇りや雨で日差しがほとんどなかったのです。
歴史的に見ても記録的に少ない2025年10月の日照
今年の10月は歴史的に見ても記録的に日照が少なくなっています。例年だと日照の合計が100時間を超えることがほとんどで、多い年には200時間を超えることもありました(近年では2023年の200.6時間)。ところが今年2025年は昨日(26日)までで56.1時間とデータが残る136年(1890年~)で最も少なく、その異常さがわかります。日差しが少なかった原因は、関東の南に停滞した秋雨前線や発達しながら接近した台風22号、23号、さらに北東から冷たく湿った空気の流入が考えられます。
東京都心の今後の天気は?
10月最後の週にようやく秋晴れが続く傾向です。あす28日(火)の午後に雲が広がるものの、長居する兆候は見られず、よく29日(水)の日中には日差しが戻ってくる見込みです。30日(木)は高気圧に覆われるため、朝からよく晴れてたっぷりの日差しが降り注ぎます。31日(金)のハロウィンは次第に下り坂。午後は傘が必須となりそうです。11月に入ると2,3日の周期で雨と秋晴れがやってくる見込みです。
晴れの日は紅葉狩りやサイクリングなどアウトドアを楽しみ、雨の日は美術館や博物館など室内で"芸術の秋"を堪能してみてはいかがでしょうか?