来週は全国的に曇りや雨の日が多い 前線や熱帯じょう乱の動きに注目 大雨の恐れも
来週は前線の南下や熱帯じょう乱の北上に伴い、全国的に曇りや雨の日が多くなるでしょう。ただ、熱帯じょう乱の予測には幅があり、発達の程度や進路によって大きく天気が変わる可能性があります。大雨となる恐れもあるため、今後の情報に注意が必要です。
2日以降の前線や熱帯じょう乱の動きに注目
来週は、これまで日本付近を覆っていた太平洋高気圧の勢力が弱まるため、全国的に前線や気圧の谷の影響を受けやすくなる見込みです。真夏のような強い日差しと暑さが続いていましたが、来週は状況が変わりそうです。
この先は、次第に高気圧の中心が東へ移動するため、九州や山陰ほど高気圧周辺の湿った空気の流れ込みやすくなるでしょう。2日(火)は、前線が本州付近を南下し、南の海上には熱帯じょう乱が北上してくる予想です。3日(水)から6日(土)にかけて、太平洋側の地域を中心に、熱帯じょう乱の影響を受ける可能性がありますが、発達の程度や進路、それに前線への影響など予測には幅があります。高気圧の張り出しの強さなどによっても影響の度合いが変わるでしょう。
来週は全国的に曇りや雨の日が多い
明日31日から1日(月)も、関東から九州では高気圧の圏内で、にわか雨の可能性があるものの、強烈な日差しが照り付ける所が多いでしょう。ただ、九州や山陰では湿った空気の影響で雲が広がりやすい見込みです。北海道から東北は、明日31日は気圧の谷の影響で雲が広がりやすく、1日(月)は前線などの影響で雨の降る所があるでしょう。沖縄は晴れる所が多い見込みです。
2日(火)は、前線の南下に伴い日本海側ほど雲が広がりやすく、雨となるでしょう。北海道から東北は、前線などの影響で雨が降る見込みです。北日本から東日本の日本海側では大雨となる恐れがあるため、雨の降り方に注意してください。
3日(水)から6日(土)は、太平洋側ほど熱帯じょう乱の影響を受けるでしょう。なお、来週後半の天気は熱帯じょう乱の動き次第で変わるため、このあとも最新の情報をご確認ください。
来週中頃から猛烈な暑さが和らぐ所も
向こう1週間、札幌では最高気温は26℃から29℃で推移する見込みですが、それでも平年より高い日が多いでしょう。仙台は2日(火)をピークに厳しい暑さとなる見込みです。東京では2日(火)まで猛烈な暑さが続きますが、来週は日中の暑さが幾分か和らぐ日があるでしょう。名古屋と大阪は3日(水)頃まで危険な暑さの日が多く、その後は多少気温は下がるものの厳しい暑さが続く見込みです。福岡と那覇は、引き続き、残暑が厳しいでしょう。