今日16日も猛烈残暑 大分・日田で歴代の国内猛暑日最多タイ 北から雨で急に秋めく
大分県日田市で62日目の猛暑日 国内の歴代最多猛暑日記録に並ぶ
大分県日田市では35.4℃まで上がり、これで今年62日目の猛暑日に。これまで日本国内で観測された年間猛暑日日数の歴代最多記録は2024年に観測された福岡県太宰府市の計62日ですが、今日16日はこの過去最多記録に並びました。
全国で最も気温が上がったのは京都市で、最高気温は36.7℃(今年61日目の猛暑日)でした。名古屋市では35.6℃(今年52日目の猛暑日)、大阪市では35.5℃(今年45日目の猛暑日)まで上がり、過去の猛暑日最多記録を未だに更新し続ける、異例の残暑となっています。
東京都心は33.3℃まで上がり、最小湿度は60%と体に堪えるような蒸し暑い空気に包まれました。
仙台市でも30℃を超え、札幌市でも29℃近いなど全国的に9月のこの時期としては厳しい暑さとなりました。
明日17日以降、秋雨前線が南下 猛烈残暑にやっと変化
週間天気図にも表れている秋雨前線の南下によって、雨がザっと強まり、北から秋の空気が流れ込んでくる見込みです。いつまでも続く猛烈な残暑から一転し、この先の気温は大きく変化しそうです。
前線南下で涼しく 東京など10月並みの気温に
明日17日以降、札幌市では最高気温が23℃前後に落ち着き、21日には20℃を下回る見込みです。
東北も暑いのは明日17日までで、その後は25℃に届かない日がほとんどでしょう。
関東は明日17日は35℃前後まで気温が上がり、明後日18日まで厳しい暑さが続きます。ただ、前線の南下に伴って18日は北部からザっと雨が強まり、厳しい暑さが急に落ち着きそうです。19日と20日の最高気温は東京都心で24℃と10月上旬並みになるでしょう。
猛烈な暑さが続いた東海から九州にかけても、35℃に迫る予想は明日17日までで、18日以降は日に日に気温が低くなるでしょう。そろそろ秋物の準備をしておくと良さそうです。
前線南下に伴う雨がきっかけで秋めいてきますが、日本海側だけでなく、太平洋側でも局地的に雨が強まるでしょう。都市部でも局地的に激しい雨や雷雨となるため、道路の冠水や低い土地の浸水などにご注意ください。
