今日1日は北日本で猛烈な雨が相次ぐ 夜にかけて関東も激しい雨 土砂災害など警戒
北海道や東北で相次いで「記録的短時間大雨情報」が発表
北海道から関東、北陸にかけてを中心に断続的に雨が降っていて、北海道や東北を中心に局地的な大雨となっています。
レーダーの解析で、午前6時20分までの1時間に北海道白老町付近では約120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、その後、午前11時30分までの1時間に宮城県仙台市宮城野区付近では約100ミリ猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。また、午後1時40分までの1時間には北海道黒松内町付近で1時間に約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。
北海道白老町森野では午前6時21分までの1時間に123.5ミリの猛烈な雨を観測し、午後2時までの24時間降水量は358.5ミリとなり、記録的な大雨となっています。また、仙台市では道路が冠水するなどの影響も出ています。
今夜にかけて北海道や東北では局地的に滝のような雨が降り、土砂災害などの危険度が更に高まる恐れがあります。土砂災害に厳重に警戒し、山の斜面や川の付近、アンダーパスなどできる限り危険な場所には近づかないでおきましょう。
また、関東は今夜にかけて断続的に雨雲がかかり、激しい雨の降る所があるでしょう。帰宅時間帯にも発達した雨雲がかかる可能性があるため、低い土地の浸水や道路の冠水などに十分な注意が必要です。
大雨が発生 とるべき対応は
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。
明日2日は天気回復も 北日本で局地的に雷雨 夏日が復活
今日1日のような猛烈な雨はなさそうですが、突然の雨に注意をしてください。
また、今日1日は雨で涼しくなった関東や東北も明日2日はまた夏日が戻ります。急に暑くなり、再び半袖の出番となるでしょう。
