北海道 今年も夏の訪れは早く暑くなる! 最新の3か月予報が発表
5月 気温差が大きい時季 朝晩を中心にコートが必要な日もありそう
なお、5月の北海道は日ごとの気温差が大きくなる時期です。実際に昨年の北海道地方の5月の平均気温は平年よりもかなり高くなり、札幌では5月16日に最高気温27.1℃を観測しました。しかしその後5月25日は、雨が降る中で最高気温は12.8℃にとどまり、寒の戻りもありました。
また、下旬でも最低気温が一桁となる日もあるため、朝晩と日中の気温差にも注意が必要です。
気温差が大きい環境にさらされると、疲れもたまりやすくなり、頭痛などを引き起こすこともあります。コートなど、厚手の上着はまだしまわないでおいた方がよさそうです。
6月 本格的な夏に向けて、暑熱順化を進めよう
昨年の北海道地方の6月の平均気温も平年よりかなり高くなり、札幌では6月19日に最高気温が30.3℃とシーズン最初の真夏日を観測しました。
6月には本格的な夏が始まった道内でしたが、体が暑さに慣れておらず汗をかきにくい、いわゆる暑熱順化ができていない状態で暑さにさらされると、体に熱がこもりやすく熱中症になるリスクが高まります。
暑熱順化には数日から2週間程度かかります。暑くなる前に無理のない範囲で汗をかいて、体を暑さに慣れさせることが大切です。
例えば入浴時は、シャワーのみで済ませず、湯舟にお湯をはって入浴しましょう。入浴の前後には十分な水分補給も忘れないようにして下さい。また、ウォーキングで汗をかくなど軽い運動も効果的です。
7月 エルニーニョ現象発生時は冷夏傾向も、今年は暑い夏に?
今年の夏は、モンスーン(季節風)の西風が強まる影響で、フィリピンの東から太平洋中部で積乱雲の発生が多くなる予想です。これにより太平洋高気圧の北への張り出しが強まり、偏西風が平年より北を流れることで、北海道付近は暖かい空気に覆われやすくなります。
なおこの先は、太平洋赤道域の東部から中部にかけて海面水温が高くなる、エルニーニョ現象が発生する可能性が高くなっています。エルニーニョ現象が発生した場合、フィリピン周辺の対流活動が不活発となり、偏西風の北への張り出しが弱まるため、夏の北日本の気温は平年並みか低くなる傾向があります。しかし今年は典型的なエルニーニョ現象の時とは異なり、暑い夏になりそうです。
なお、近年で同じような海面水温の分布になった2023年7月の北海道地方の平均気温は、統計史上2番目に高くなりました。今年も記録的な暑さとなる可能性は十分にあるため、早めに暑さへの対策を進め、夏本番を迎えたら、我慢せずにクーラーを適切に使うなど安全に夏を乗り切りましょう。

