朝と日中との気温差が大きくなる道内 次の週末から秋らしい冷え込みの日が増えてくる
昨日(13日)から今朝(14日)にかけて道内は大雨となりました。この先2週間では、現在の所は今回のような大雨とはならない見込みですが、晴れて、雨が降ってと周期的な天気の変化が続きそうです。最低気温は次の週末(19日頃)から平年並みの日も増えて、最高気温も来週(22日)から平年並みの涼しい日が増えてくる見込みです。ようやく秋らしさを感じられる空気に変わりそうです。
24時間で400ミリ近い記録的な大雨に
昨日(13日)から今朝(14日)にかけては発達した低気圧の通過に伴い、道南方面を中心に記録的な大雨となりました。今日午前9時までの24時間降水量は、最も降った白老町森野で390.0ミリ、次いで登別市カルルスで345.0ミリを観測しました。登別市カルルスでは1985年の統計開始以来、最も多い24時間降水量となりました。
なお、1時間降水量は、白老町森野では昨夜に87.0ミリの猛烈な雨を、登別市カルルスでは55.5ミリの非常に激しい雨をそれぞれ観測し、統計開始以来最も多い1時間降水量となりました。
1週目 17日頃に雨が降る他は割合晴れる 19日頃から朝の空気はひんやり
明日15日から明後日16日にかけては、稚内では雨の降る時間があるでしょう。一時的に雷を伴って雨脚の強まるおそれがあります。その他は広く晴れて、目立った天気の崩れはない見込みです。風はやや強まることもありますが、外出や買い物などにはまずまずの日和となるでしょう。気温は、日中は30℃近くまで上がる所もありそうです。明日は朝は15℃前後と、朝と日中との気温差が大きくなる見込みです。服装選びには注意が必要です。
17日は全道的に雨が降りやすくなります。今回ほどの大雨とはならない見込みですが、雨脚の強まる所はありそうです。雨は18日まで残りますが、18日日中からは再び晴れるでしょう。なお、19日頃からは最低気温が旭川で10℃くらい、その他も13℃前後の所が多くなるなど、この時期らしい冷え込みとなってきます。ようやく秋らしい日が増えてきそうです。
2週目 2~3日周期で天気が変わる 日中の気温も20℃くらいの日が増えてくる
22日からも、2~3日周期で天気が変わる見込みです。太平洋高気圧はようやく弱まる兆しが見えてきました。北からの空気に覆われる日も多くなるため、最高気温でも20℃前後までしか上がらない日が増えてくるでしょう。これでもまだ平年並みかやや高めとなりますが、秋らしさが深まってきそうです。なお、雲の広がりやすい日が多いため放射冷却現象が効きにくく、最低気温は全般に平年より高めとなるでしょう。
もうそんな時期か、と思われる方もいるかと思いますが、大雪山系の旭岳では25日に初冠雪の平年日となります。今の所は強い寒気が流れ込む予想ではなく、この日よりは観測が遅れる見込みです。