近畿で31年ぶりに酷暑日の可能性 31日(木)は京都で40℃予想
28日~8月3日
夕立は、あっても山沿いの一部となり、広い範囲で雨が降ることはなさそうです。
気温は平年より高く、今年一番の暑さになる所もあるでしょう。
特に、31日(木)は京都で40℃くらいまで上がるなど、かなり厳しい暑さになる見込みです。
これまで以上に、熱中症に厳重な警戒が必要です。
8月4日~9日
5日(火)までは大体晴れますが、あちらこちらで雨や雷雨になるでしょう。
6日(水)以降は、曇りや雨の天気となる所が多い見込みです。
屋外でのレジャーを計画されている方は、空模様の変化に注意が必要です。
昼間の気温は、4日(月)には京都で40℃まで上がるなど、かなり体に堪える暑さの日もある見込みです。
なお、近畿地方で40℃まで上がれば、1994年8月8日に和歌山県かつらぎ町で40.6℃を観測して以来、31年ぶりのことになります。
後半は厳しい暑さからは解放されますが、朝晩は気温が下がりにくく、市街地や沿岸部では熱帯夜の続く所が多いでしょう。
※「酷暑日」は日本気象協会独自でつけた名称であり、気象庁が定義しているものではありません。
プレクーリングで熱中症予防
1つは、体の内部から冷やす方法です。冷たい物を飲むことで、体の内部から冷やすことができますが、おすすめは「アイススラリー」です。スポーツ飲料と、凍らせたスポーツ飲料を、ミキサーで撹拌して作ります。微細な氷と液体が混ざっているので、液体だけを飲む時に比べて、冷たさがゆっくりと体の内部に浸透します。水分だけでなく、塩分や栄養素も補給できますが、一度に大量に飲むと、胃に負担をかけるので、少しずつ飲みましょう。1回に100グラム程度、数回に分けて飲むのがよいとされています。
もう1つは、体の外部から冷やす方法です。保冷剤などが体に接触するように作られたクールベストや、ファンのついた上着を着るのもおすすめです。また、水の入った器に手や足を入れて、10分程度、冷やすだけでもプレクーリングできますが、水温は10~15℃が効果的で、温度が低すぎると血管が収縮してしまい、逆効果になります。他にも、休憩時間に、椅子に座り、手足を水につけながら、スプレーで全身に水をかけて扇風機で風を送ると、脱水状態が軽減されます。
プレクーリングは、いくつかの方法を組み合わせて実施すると、より効果的です。暑い中での作業でも、できるだけ熱中症を防いでください。
