九州平野部 今季まだ初雪の観測なし
初雪遅い記録に近づく
これまで、九州その他の所で初冠雪が観測されたのは、去年12月4日に大分県由布岳(平年より6日遅い)、12月7日に福岡・佐賀県境の脊振山(平年より1日早い)となっています。
今冬、九州の高い山では雪が降っていますが、九州の平野部ではまだ初雪が観測されておらず、暖冬の影響がでています。
過去に初雪が最も遅い記録は、
福岡市 2月6日(1909年)
佐賀市 1月25日(1954年)
熊本市 1月25日(1954年)
長崎市 1月27日(1972年)
大分市 2月9日(1972年)
宮崎市 2月29日(1956年)
鹿児島市 2月27日(1972年) です。
なお、宮崎市は初雪が観測されなかった年も多くあります。
冬後半も暖冬傾向
また、向こう1か月も冬型の気圧配置が長続きせず、九州は寒気の影響を受けにくい見込みです。一時的に流れ込む寒気の影響で、今後まだ雪が降る可能性はありますが、初雪は降っても平年よりかなり遅く、記録を更新する所もでてきそうです。
