北海道は一晩で60cm以上積雪が増加したところも 暴風には引き続き警戒を
急速に発達する低気圧の影響で、北海道では大雪となっています。北海道の道東では特に雪が強まり、昨夜からの一晩で60cm以上雪が積もったところもありました。また暴風も吹き荒れています。中でも中標津町上標津では今日15日の午前9時27分に瞬間的に40メートルを超えるような非常に強い風が観測されました。
北海道 道東を中心に積雪急増
北海道の道東のオホーツク海側を中心に雪の降り方が強まり、積雪が急増したところもあります。遠軽町の白滝では昨日午後9時に22cmだった積雪が、今日午前9時には89cmまで増加。12時間で新たに60センチ以上の雪が降り積もりました。ほかにも今日午前9時までの12時間で、滝上町で45cm、津別町では42cmなど、一晩で40センチ以上新たに積雪したところもありました。湿った重たい雪となっており、着雪しやすく、新たに停電などが発生する恐れもあります。ご注意ください。
このあと昼以降は大雪のピークは越える見込みですが、引き続き暴風には警戒が必要です。
夕方にかけて台風並みの暴風が吹き荒れるところも
急速に発達する低気圧の影響で、特に北海道の道東で風が強まっています。ところどころで瞬間的に30メートル以上の、何かにつかまっていないと立っていられないような暴風が吹いています。
このあと夕方にかけて、道東を中心に局地的に暴風が吹くおそれもあります。猛ふぶき、大きな吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒が必要です。雪や風が強まっている間の外出はなるべく控えるようにしてください。
路面の凍結には広い範囲で注意
明日朝は今朝よりも冷えるところが多く、広い範囲で氷点下の冷え込みとなりそうです。雪が積もっているところはもちろん、雪が溶けだして地面が濡れているようなところも明日朝にかけては凍結する恐れがあります。明日朝は路面の凍結にご注意ください。車の運転などは、急ブレーキや急ハンドルなどは避けるようにしてください。
雪道の運転 注意するポイントは
雪道で、車を運転する場合は、スノータイヤを装着し、急発進、急停車にならないよう、普段よりもゆっくり慎重に運転してください。車間距離は普段の倍以上とりましょう。トンネルの出入り口や橋の上などは路面が凍結しやすいため、特に注意が必要です。通行止めや渋滞の情報をあらかじめ確認してから出かけましょう。
2輪車(バイクや自転車)は転倒のおそれが非常に高いため、運転しないでください。公共交通機関を利用する場合は、間引き運転や減速運転により、普段より時間がかかり、混雑することが予想されます。運行情報や迂回ルートを確認してから行動してください。
大雪のピークが過ぎてないときに行動すると、大きなケガにつながったり、帰宅困難になったりします。慎重に行動してください。