北海道・三陸沖後発地震注意情報 対象期間が過ぎても引き続き注意 改めて備えを
この一週間 最大震度3以上の地震は11回も
今月8日夜に青森県で最大震度6強の地震が発生して以来、震源である青森県東方沖で地震活動の活発な状態が続いています。気象庁は、後発地震への注意を促す情報を発表する基準を満たしているとして「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を現在も発表中です。
また昨日14日の午後11時26分頃には、能登半島沖を震源とするマグニチュード4.9の地震が発生。この地震で石川県志賀町で震度4のやや強い地震を観測しました。
昨夜の能登半島沖の地震のように、これまで揺れが多発していた地域から離れたところでも、突然比較的大きな揺れに見舞われることもあります。今一度、地震への備えが万全か見直すようにしてください。
北海道・三陸沖後発地震注意情報 発表中
上の図で黄色で示したところは「後発地震注意情報の発表に伴い、防災対応をとるべき地域」とされています。その地域において、9日(火)に震度1以上の地震を20回近く観測したあとも、地震が相次いでいます。このグラフを見ると、現在にかけ徐々に地震の発生回数は減少傾向ではありますが、まだ油断はできません。
改めて家の中に危険な箇所はないか、避難経路や非常用グッズなどを確認しておきましょう。
緊急地震速報が発表されたら
① 屋内にいる場合は、扉を開けて避難場所を確保し、丈夫な机の下など安全な場所に避難しましょう。
② 屋外にいる場合は、ブロック塀や看板から離れ、頭を守りましょう。丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。
③ エレベーターの中にいる場合は、全てのフロアのボタンを押しましょう。最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。
いつ発生するかわからない地震に日頃から備え、いざという時に身の周りの安全を確保できるようにしましょう。
非常用グッズの確認をする
情報をいつでも入手できるように、電池式のラジオを用意しておきましょう。地震による停電や通信回線が集中しても、いち早く正しい情報を入手できるようにしておくことが大切です。緊急警報放送に対応しているラジオは、緊急時に自動的に電源が入るようになっています。
