明日16日から梅雨の晴れ間の危険な暑さ1週間以上続く 都心も記録的に早い猛暑日か
まるで梅雨明け?!夏の高気圧がグッと強まる 元台風の影響も
35℃以上の猛暑日続出 40℃に迫る所も
今回の暑さのピークは17日(火)~18日(水)。関東や東海を中心に最高気温35℃以上の猛暑日が続出となるでしょう。フェーン現象など条件が揃えば、関東の内陸で40℃に迫る所もありそうです。
東京都心など記録的に早い猛暑日か 6月の真夏日記録更新の可能性も
また、関東など、少なくとも来週1週間は梅雨の晴れ間となり、東京都心でも連日、最高気温30℃以上の真夏日が続く見込みです。東京都心では6月の連続真夏日記録は9日連続(1979年6月18日~26日)、6月の真夏日の日数最多は10日間(1894年・1979年)ですが、暑さの記録を塗り替える可能性が高まっています。
梅雨の期間は平年40日間のため、さすがに梅雨明けとはならないと思われますが、最新の1か月予報(12日発表)によると、全国的に平年より早い梅雨明けになる可能性が出てきました。過去、関東甲信地方で梅雨の期間が最も短かったのは23日(2018年・1978年)。2018年は、6月29日に過去最も早く梅雨明けし、熊谷で41.1℃(国内歴代最高気温)を記録するなど災害級の暑さとなりました。
今年は梅雨入り早々、「災害級の大雨」と「危険な暑さ」が隣り合わせ。今週末(14日・15日)の大雨のあとは、長く続く梅雨の晴れ間の危険な暑さに警戒が必要です。
熱中症の応急処置のポイント
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。
