新たに熱帯低気圧が発生か 海面水温は沖縄~西日本で30℃ 今後の動向に注意
南の海上で活発な積乱雲が発生中
そんな中、フィリピンの東海上では活発な積乱雲がボコボコ発生中です。15日(月・祝)15時現在、南シナ海に低圧部が発生していますが、これとは別に、16日(火)までにフィリピンの東海上で新たに低圧部が発生する見込みです。また、17日(水)午前9時にはフィリピンの北部付近で熱帯低気圧(TD)が発生する予想です。
「低圧部」とは、低気圧性循環はみられるもののその中心付近がはっきりしない熱帯擾乱のことです。中心付近が認められると「熱帯低気圧」となり、中心付近の最大風速が17.2m/s以上となると「台風」となります。
台風まで発達するかまだ分かりませんが、台風は一年間に25個くらい発生し、平年値は9月は5.0個と、8月5.7個に次いで多くなっているため、日頃から備えを万全にしておきましょう。
沖縄~西日本で海面水温30℃以上
現在も沖縄~西日本の太平洋側にかけて、海面水温は30℃以上と高くなっています。
今年の台風 日本近海で発生・発達 今後の動向に注意
今年のように、日本近海の海面水温が高いと、熱帯低気圧で北上してきて陸地に近い所で台風に発達することがあるため、特に注意が必要となります。
また、この時期は本州付近に秋雨前線が停滞しやすくなります。秋雨前線+台風は大雨パターンとなるため、今後の動向に注意が必要です。日頃からハザードマップを確認したり、側溝の掃除をして水はけをよくしておくなど対策をしておきましょう。
