週末は南岸低気圧 週明けは強烈寒波 関西でも警報級大雪の恐れ
22日(日)から23日(月)は冷たい雨や雪 交通機関に影響の可能性
22日(日)は西日本の南岸付近を進む低気圧の影響で、午後は次第に広い範囲で雨が降るでしょう。内陸部や山沿いでは雪になり、積雪となる所もありそうです。また、低気圧は気温が低い夜間に近畿へ近づくため、沿岸部でも雪が降る可能性があります。23日(月)の朝は交通機関に影響が出る恐れがありますので、いつもより早めに起きて状況を確認しましょう。
24日(火)から25日(水)にかけて過去最強クラスの寒波襲来 大雪・極寒への備えを
また、雪が降らなかったとしても、かなり厳しい寒さになる見込みです。あす20日(金)は二十四節気の「大寒」で、一年で最も寒いころと言われますが、来週は各地で平年よりかなり低い気温となるでしょう。朝晩の冷え込みはもちろんですが、昼間でも震え上がるほどの凍てつく寒さとなりそうです。
※JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)とは…
冬型の気圧配置が強まると、シベリア大陸から冷たい風が日本海に流れ込みます。この冷たい風は、朝鮮半島北部に位置する長白山脈によりいったん二分されますが、その風下である日本海で再び合流し、収束帯(雪雲が発達しやすいライン)が形成され、雪雲が発達しやすくなります。
雪道の運転 注意するポイントは
2輪車(バイクや自転車)は転倒のおそれが非常に高いため、運転しないでください。公共交通機関を利用する場合は、間引き運転や減速運転により、普段より時間がかかり、混雑することが予想されます。運行情報や迂回ルートを確認してから行動してください。
大雪のピークが過ぎてないときに行動すると、大きなケガにつながったり、帰宅困難になったりします。慎重に行動してください。
風雪・大雪・低温に伴うリスク
(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。
(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。
(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。
