3日~4日は列島に強烈寒気 JPCZで積雪急増も 大雪・交通障害・凍結など注意
平地も雪になる寒気が広範囲に 北日本は5日(金)頃まで寒気が居座る
3日(水)の夜から4日(木)にかけては、まだ便りがない西日本の平地でも続々と初雪を観測し、山地では本格的に積雪となる所もあるでしょう。冬用タイヤへの交換など、雪への備えは早めに済ませておいてください。
3日(水)の夜間 北陸以北の山沿いは積雪急増のおそれ
また、大陸で蓄積された寒気が強く吹き出し、発達した雪雲の帯であるJPCZの形成が予想されています。JPCZは東北からじわじわと南下し、3日(水)の夜間に北陸や新潟県を指向する予想です。気温が低い夜間と発達した雪雲が流れ込む時間帯が重なり、山沿いを中心に積雪が急増するおそれがあります。また、暴風を伴ってふぶいたり、積もった雪が巻き上げられて視界が悪化したりするおそれもあります。積雪や路面の凍結による交通障害、雪や風による見通しの悪化などに十分ご注意ください。
日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)とは
この収束帯のことを「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」と言います。こうしたJPCZの影響を受けるのは、主に東北南部や北陸、山陰などです。JPCZによって、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むため、大雪となることが多々あります。
短時間の大雪 注意点は?
②「屋根からの落雪」にも注意が必要です。屋根に大量の雪が積もると、雪の重みで一気に雪が滑り落ちてくることがあります。特に軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど十分な注意が必要です。
③道路の側溝などに雪が積もってしまうと、水はけが悪くなり「道路が冠水」することがあります。特に雪の多い地域では消雪パイプからの水が道路に溜まりやすいので注意が必要です。
このほか列車のダイヤが大幅に乱れることも考えられます。計画運休などが事前に発表されることもあるため、大雪になる前から交通情報をこまめに確認してください。
