2026年の梅雨の傾向 雨の頻度や量はどうなる? 今年も真夏の到来が早い可能性
今年の梅雨は「メリハリ」タイプ
・太平洋熱帯域の海面水温は、東部から中部で次第に高くなるほか、西部でも高いと予想されています。このため、積乱雲の発生はフィリピンの東から太平洋中部で多くなる見込みです。
・上記の理由から、上空の偏西風は日本付近から日本の東の海上を中心に、平年より北を流れるでしょう。このため、全国的に暖かい空気に覆われやすく、東日本と西日本を中心に、湿った空気が流れ込みやすい見込みです。
⇒フィリピンの東から太平洋中部で積乱雲の発生が多いということは、その北側にある太平洋高気圧を強めることを意味します。これに連動して、偏西風(亜熱帯ジェット気流)は平年より北を流れる、つまり亜熱帯ジェット気流に対応する梅雨前線を北へ押し上げる形になります。
以上のことから、今年の梅雨は次のような特徴になるのではないかと思われます。
・梅雨空が長続きしにくく、梅雨のわりに晴れる日が多い
・しとしと降るというよりも、降る時はまとめて降る
2025年の梅雨を振り返る
○梅雨入り
東北以外は平年より早い、または平年よりかなり早い雨のシーズンの到来となりました。なお、近畿と北陸では、統計が始まった1951年以降、梅雨入りが特定できた年の中で最も早い梅雨入りとなりました。
○梅雨明け
各地で異例の早い梅雨明けとなり、沖縄と奄美、九州北部、四国、中国、近畿、関東甲信、北陸では、統計開始以降、梅雨明けが特定できた年の中で最も早い梅雨明けとなりました。
○降水量(平年比)
梅雨期間降水量の平年比は、沖縄は99%、奄美は59%、九州南部は73%、九州北部は68%、四国は74%、中国は54%、近畿は84%、東海は89%、関東甲信は73%、北陸は50%、東北南部は37%、東北北部は49%でした。
まとめ
現時点で、6月の降水量は平年並みか平年よりやや多い予想ですが、これはその時々の雨の強さには関係しません。近年の雨の降り方が昔と違ってきているのは肌感覚でもわかる通り、「メリハリ」のきいた雨、都市部で降る短時間での猛烈な雨などに注意する必要があります。

