2月はカノープスが見頃 月が水星、土星、木星に接近 2月の星空・天文情報
「冬の星座」から「春の星座」へ
おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、オリオン座のベテルギウスを結んでできる「冬の大三角」は、夜空が明るい街中でも見つけることができます。
宵の時間帯には、木星がひときわ明るく輝いています。
深夜になると、西の空へ沈んでいく冬の星座と入れ替わるように、東の空から春の星座がのぼってきて夜空を彩るでしょう。
2日は満月「スノームーン」
満月には英語圏で様々な呼び名があります。4月は「ピンクムーン」、6月は「ストロベリームーン」などと月ごとに呼び方が変わります。
2月の満月は「スノームーン」と呼ばれます。寒さが厳しく大地の多くが雪に覆われる頃であることから付けられたようです。このような呼び名を思い出しながら、月を眺めてみるのも良さそうです。
19日~20日 月が水星、土星に相次いで接近
20日になると、月が土星よりも高い位置に移動します。
20日 水星が東方最大離角 日の入り直後の西の空に注目
20日は東方最大離角(最大離角:惑星が太陽から最も大きく離れる瞬間)。
国立天文台によると、16日~23日まで、日の入り30分後における水星の高度が10度を超えて見つけやすくなります。水星は、時間とともに空の低い位置に移動し、やがて沈んでしまうので、日の入り30分後の頃から探し始め、1時間後までの間に観察するとよいでしょう(東京の日の入り時刻 2月20日は17時27分)。
また、この時期の西の空には、土星や金星も観察できます。金星は水星よりも低い位置にありますが、地平線近くまで見通せる場所では観察可能となります。
※「東方最大離角」:水星は、太陽系の最も内側を公転している惑星です。このため、水星の見かけの位置が太陽から大きく離れることがなく、見つけやすくなる時期は太陽から見かけの位置が大きく離れる「最大離角」前後に限られます。2月20日に水星は太陽の東側に最も離れる「東方最大離角」となります。
27日 月と木星が隣り合って輝く
にぎやかな冬の星々との共演も楽しめます。
2月中ずっと見頃 カノープスを見つけよう
カノープスは、全天で2番目に明るい恒星(自ら光を出す星)です。ただ、カノープスの南中高度が大変低いため、日本の多くの地域ではなかなか見られない星として知られています。国立天文台によると、カノープスは南へ行くほど南中高度が高くなり、北へ行くほど低くなります。見ることのできる北限は、平地では福島県北端付近です。
ただ、2月は夜更け前にカノープスが南中するため、他の季節よりカノープスを見つけやすい条件となります。
よく晴れた日に南の空が開けた場所で、水平線近くの低い空に輝くカノープスを探してみましょう。
カノープスが南中する時刻は、東京の場合、2月1日は21時19分、11日は20時39分、21日は20時00分です。

