北陸は10月にかけて一日の気温差が大 秋の夜長に夏の疲れ・寒暖差疲労をリセット
秋の虫たちの鳴き声(羽音) 心地よい「f分の1ゆらぎ」でリラックス
自然界には、風や波の変動やその音、小川のせせらぎや雨音、ろうそくの炎のゆらぎ、蛍の発光など、規則正しさと不規則が絶妙なバランスで存在しています。こうした、規則的な動きの中に微妙なずれを伴い、人にとって心地良いリズムと感じさせるものは「f分の1ゆらぎ」と呼ばれています。森林浴に出かけて、無意識のうちに、ヒーリング効果を実感される場合も、この「f分の1ゆらぎ」の効果と考えられます。
「f分の1ゆらぎ」は、自然現象のみにとどまらず、芸術作品の中にも存在すると言われています。モーツアルトの曲はその典型で、moll(短調)の曲でありながらも一瞬にしてdur(長調)の様相に変化するのは、冬型の筋状雲の隙間からのぞく青空の如く感じられます。
「寒暖差疲労」対策 適度な運動 ゆったり入浴と十分な睡眠確保で
気温変化が大きくなると、体温調節に大きなエネルギーを使い、疲労が蓄積するとされています。体の冷えやだるさ、頭痛、肩こりなど体の不調の症状につながることもあるようです。
そんな時は、ジョギングやウォーキングなど軽めの運動をしましょう。ただ、日没時刻が早まっています。屋外で運動をする際は、自分の存在を自動車などに積極的に知らせるために、明るい色の服装を着用したりリフレクターや反射器を使用しましょう。暗闇で黒系のウェアーの着用は保護色となり大変危険です。
その後入浴の際は、シャワーのみではなく、少しぬるめの湯船にゆっくりつかるようにしましょう。十分な睡眠をとることも心掛けて下さい。
2025年10月6日は中秋の名月
今年の「中秋の名月」は、翌7日が満月となり日付が1日ずれています。今年のように、中秋の名月と満月の日付がずれることはしばしば起こり、原因は「日の区切りと月の見え方の不一致」「満月の月齢が変化する」などによります。
今年は、名月の近くに土星も見えます。月がとても明るいため、土星(0.6等)はやや見づらいかもしれませんが、双眼鏡や望遠用で、土星や今年細くなっている環の観察にも挑戦して下さい。
28日(日)は再び真夏日地点も 夜以降~29日にかけては警報級大雨も
28日も日中いっぱい天気の崩れはありませんが、北陸西部(三県)では真夏日となる所もある見込みです。天気は西から低気圧や前線が近づいて次第に下り坂となるでしょう。29日にかけて雨脚が強まり、新潟県・石川県・富山県では警報級の大雨となる可能性もあります。今後の情報に注意して下さい。
30日~10月2日にかけては、雨マークはありませんが、本州南岸が前線帯となりやすく、北陸地方でも予報が変わる可能性があります。朝晩は20度未満の日が多く過ごしやすい日が多くなりますが、日中はまだ25度以上の夏日が続くでしょう。
3日は、西から天気は次第に下り坂となりますが、北から高気圧に覆われて新潟を中心に秋晴れとなる見込みです。
