北陸 29日頃~平地でも再び警報級大雪か 強烈寒気とJPCZ・沿岸前線の顕在化
29日~30日頃にかけて、本州付近は強い冬型の気圧配置となり、北陸上空約5500メートルにはマイナス36度以下の大雪目安の強烈寒気が流れ込むでしょう。先日の最長寒波の影響が残る中、JPCZが顕在化して積雪が再び急増、平地でも警報級の大雪となる所がありそうです。27日に一旦昇温した後に、新たな降雪となる為、積雪の多い所では、雪崩や落雪リスクが急激に高まるでしょう。ピークが月末の金曜日に重なることもあり、交通障害には十分警戒し、時間にゆとりを持った行動をお願いします。
北陸の平地でも大雪目安となる強烈な寒気が南下
寒気のレベルはピーク時で、上空1500メートル付近はマイナス12度以下、3000メートル付近はマイナス21度以下、5500メートル付近にはマイナス36度以下、下越を中心に一時マイナス39度以下の強烈寒気の南下が予想されています。
週末で月末の30日(金)頃を中心に、積雪がピークとなる見込みです。交通障害のリスクが急激に高まる可能性があります。今後の情報に注意して下さい。
24時間毎の各地の予想降雪量(多い所)
先日の25日(日)頃までのような最長寒波の影響が残る中、このあと、新たな降雪が増える見込みです。路肩に寄せられた除雪された雪の影響で、見通しが悪く、人や車の視認が遅れるケースもあるでしょう。一度融けた雪面の上の新雪は大変滑りやすくなります。このあと週末にかけて、十分注意・警戒して下さい。
JPCZの副産物 今回も油断ならぬ局地的な前線
日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。JPCZによって、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むと、大雪となることが多々あります。
また、JPCZが福井方面を指向する際も、石川県~新潟県にかけて、沿岸部を中心に注意が必要なケースがあります。
先日の最長寒波に引き続き、今回も地上天気図の日本海~北陸付近の等圧線の間隔は相対的に広く、風は全般に弱い予想です。このため、海上方面からの北東風と地上付近の陸風がぶつかり、平地でも局地的に雪雲が急発達するでしょう。既に積雪がある中で、新たな降雪が見込まれます。交通障害などには十分注意・警戒して下さい。
金沢や富山の市街地 上越の沿岸部も短時間強雪に警戒
金沢や富山の市街地、富山県東部~新潟県上越の沿岸部などは、局地的な前線が発生し、短時間強雪のおそれがあります。金沢は直接の海風ではないため、海面水温の影響を受けにくく気温は低下して、新たな降雪となりやすいでしょう。
「強烈寒気」に「JPCZや局地的な前線等の風の挙動」の要素が加わることで、平地でも短時間強雪になるおそれがあります。十分注意・警戒してください。
1月いっぱいは極寒 その後は一時寒気は弱まり2月4日立春は晴れマークも
今週末の31日(土)にかけて、強烈寒気の影響で、最低気温は0度未満の冬日地点が多く、最高気温は一桁前半で経過する見込みです。
その後は、一旦寒気はやや弱まるでしょう。雨マークの日や最高気温が5度以上の日も現れる見込みです。2月4日(水)は二十四節気の「立春」です。一部で晴れマークもあり、冬型は緩みますが、北陸地方は、このまま一足飛びに春には向かいません。身体に大きな負担がかかる時期でもあり、体調管理には十分注意してお過ごし下さい。