8月の日本列島は大雨の地域と少雨の地域が両極端 今後の雨の見通しは?
平年の6倍を超える大雨の所も
例えば8月6日~12日にかけては、前線が西日本から東日本の日本海側を中心に停滞し、活発な雨雲がかかり続け、線状降水帯が発生した地域もありました。特に10日~11日にかけては熊本県で大雨特別警報が発表されるなど、記録的な大雨となった所もありました。福岡県や熊本県、鹿児島県では1日で400ミリ~500ミリの雨が降った地域もありました。これによって土砂災害や川の氾濫、浸水害などが発生した地域もあり、大きな被害をもたらしました。
20日は秋田県や青森県で大雨に
また、昨日21日に発生した台風12号によって鹿児島県では平年の8月1月分以上の雨が降り、16日には局地的な前線によって静岡県の浜松市では、わずか6時間で8月ひと月の2倍以上の大雨となりました。他にも大気の状態が不安定による局地的な雨や雷雨によって、短い時間に100ミリ前後の雨の降った所もありました。
この先の天気は?
この先も西日本から東日本では高気圧に覆われて晴れる日が多くなるでしょう。東京や名古屋、福岡、那覇では傘マークがついている日もありますが、長い時間降る雨ではなく、一時的な雨になる見込みで、雨の少ない地域を潤すほどではなさそうです。農作物や家畜の水の管理にご注意ください。北日本では低気圧や前線が2~3日の短い間隔で通過するため、晴れは長続きせず短い間隔で雨が降るでしょう。低気圧や前線が通過する時は大雨になることもあるため、最新の情報を確認してください。
