今日11月26日は「いい風呂」の日 入浴の際はヒートショックに注意
今日11月26日は「いい風呂」の日
ヒートショックは、気温の変化によって、血圧が急激に上昇や下降し、体に異常をきたすことを言います。室内と脱衣所や風呂場との気温差が大きくなる11月~4月の期間にヒートショックが多くなるとされています。
そのため、以下のことが、ヒートショックを防ぐポイントとなります。
① 脱衣所や浴室は、入浴する前に暖めておきましょう。暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に入り、その後、浴槽につかると、寒暖差で血圧が急激に変化してしまいます。浴室に暖房設備がない場合は、シャワーを使って浴槽に給湯したり、浴槽のお湯が沸いたらよくかき混ぜた後、蓋を取って湯気を充満させたりするのも、効果的です。
② 入浴の際は、お湯の温度は41度以下、時間は10分以内を心がけましょう。入浴する時間帯は、夜遅い時間帯だと冷え込んできますので、早めの時間帯を心がけてください。
③ 浴槽で体を暖めた後は、できるだけゆっくり立ち上がるようにしましょう。手すりがあれば活用し、手すりがない場合でも、浴槽のへりにしっかり手をかけて、立ち上がってください。
④ 食後すぐの入浴や、飲酒後の入浴は、避けましょう。食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することもありますし、飲酒によっても一時的に血圧が下がります。体調の悪い時も、入浴は避けてください。
今日26日の昼間は、平年を上回る気温の所が多く、日差しに温もりを感じられそうです。ただ、日が沈むと気温は下がり、夜は北日本を中心にグッと冷えそうです。昼間との気温差が大きくなるため、ヒートショックに注意が必要です。
ヒートショック予防 家の中で寒い場所は?
普段、過ごしている部屋が暖かくても、寒い脱衣所・洗面所に移動した場合は、特に注意が必要です。脱衣所・洗面所で寒さを感じると血圧が上昇し、その後、温かいお湯に入ると血圧が低下するなど、血圧の急激な変動をもたらし、ヒートショックを引き起こすおそれがあります。
そこで、ヒートショックを防ぐために、入浴前には、小型の暖房器具などを使って、脱衣所・洗面所を、暖かくしておきましょう。できるだけ、脱衣所・洗面所とお風呂場との温度変化がないようにするのがポイントです。
また、トイレも、5割以上の方が家の中で寒いと感じ、ヒートショックが起こりやすい場所です。トイレにも小型の暖房機を置いたり、暖房便座を設置したりして、なるべく暖かくしてください。
冬のお風呂は 温度差に注意
家によって違いはありますが、例えば、冬の場合、脱衣所・浴室の室温は10度、浴槽のお湯の温度は42度だと、その「差」は32度にもなります。一方、夏の場合は、脱衣所・浴室の室温は25度、浴槽のお湯の温度は38度だと、その「差」はたった13度です。
寒い脱衣所に対して、熱すぎる浴槽のお湯との「温度差」が大きければ大きいほど、ヒートショックのリスクが高まります。
そこで、入浴前に、暖房器具などで脱衣所の室温を上げて、浴槽のお湯との「温度差」が小さくなるよう工夫することが必要です。また、冬でもお湯の温度は41度以下を心がけ、お湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。半身浴でも、長い時間、お湯につかると、体温が上昇する可能性がありますので、お気をつけください。
