12月はじめの関東は黄砂と激しい寒暖差に注意 季節外れの高温一転、冬本番の寒さ
1日は季節外れの暖かさ 2日は黄砂に気をつけて
明日30日(日)の朝は、今朝より冷える所が多いでしょう。日中は今日と同じくらいか少し上がって16℃から17℃くらいの予想です。広く晴れるため、日差しの下では比較的過ごしやすいでしょう。
12月1日(月)は最高気温が20℃を超える所が多く、ポカポカです。季節外れの暖かさで、東京都心の最高気温は22℃(12月の高い最高気温9位タイ)と、12月としては記録的な高温となる可能性もあります。
2日(火)も日差しが暖かく感じられるでしょう。ただ、注意が必要なのが「黄砂」です。気象庁の黄砂解析予測図によると、2日(火)の午前3時頃には関東地方に黄砂が飛んでくる予想です。もし東京で12月に黄砂が観測されれば、1982年以来43年ぶりとなります。今のところ濃度はそれほど濃くないとみられますが、空が霞んだり、洗濯物や車に付着したりすることが考えられます。
黄砂が飛来する際の注意点は
①車の汚れ
車の汚れを防ぐためにボディカバーで覆ったり、屋内の駐車場を利用したりするとよいでしょう。車に黄砂がついてしまった場合は、車を傷つけないためにも、高圧洗浄などの水洗いがおすすめです。
②洗濯物の汚れ
洗濯物の汚れ・黄ばみの原因や生地が傷む原因になることがあります。繊維が細いニットやセーターなどには粒子の小さい黄砂が入り込みやすいので、注意が必要です。洗濯物は部屋干しが安心です。
③健康への影響
環境省によると、黄砂の飛来によって、アレルギーや循環器疾患、呼吸器疾患の症状の悪化が指摘されています。お出かけの際はマスクで防ぐとよいでしょう。
異例の高温から一転、4日は厳しい寒さに
3日(水)の日中までは気温が高めですが、次第に冬型の気圧配置となるため、季節風が強まります。夜は気温がグングン下がるでしょう。
4日(木)は各地で厳しい寒さとなります。東京都心は、朝の最低気温が3℃で、霜が降りるくらい冷えるでしょう。また、最高気温は12℃の予想で、最低気温、最高気温ともに今季最も低くなる可能性があります。冷たい季節風が吹きつけて体感温度はさらに下がりますので、ダウンコートや手袋、マフラーなど真冬の装いをご用意ください。
なお、この寒気の影響で、北部の山では雪が降るでしょう。峠道など、路面の状況が変わりやすくなりそうです。早めに雪の装備を整えておくとよいでしょう。
