関東甲信や東北で局地的に雨雲発達中 今夜にかけて大雨による浸水害など警戒
今日19日は広い範囲で晴れていますが、気温の上昇とともに大気の状態が非常に不安定に。関東甲信から東北にかけての山沿いや内陸部では、局地的に雨雲が発達中です。広い範囲に雷注意報も出ています。今夜にかけて突然の大雨や雷雨に注意し、降り方によっては浸水害など警戒を。
関東甲信や東北の内陸部で雨雲が発達中
今日19日は広い範囲で晴れて、猛烈な暑さとなりました。
最高気温は、全国的にこの時期の平年値より5℃以上高く、特に東海や関東では体温並みの気温も観測されるなど厳しい暑さとなりました。
全国のアメダス地点のうち56地点で猛暑日となり、6割以上にあたる598地点で真夏日となりました。(※午後5時30分まで 真夏日地点数は今年最多)
気温の上昇とともに大気の状態が非常に不安定となり、関東甲信から東北にかけての山沿いや内陸部では、局地的に雨雲が発達中です。福島県や長野県では所々でザーザー降りの雨が降り、午後5時20分現在、山梨県甲府市には大雨警報(浸水害)が発表中です。広い範囲に雷注意報も出ています。
帰宅時間帯も天気が急変する所があるでしょう。今夜にかけて、特に関東甲信や東北の内陸部や山沿いでは突然の大雨や雷雨に注意し、降り方によっては浸水害などにも警戒してください。
ゲリラ豪雨の前兆
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨の可能性がありますので、ご注意ください。
