インフルエンザ 前週から約2.3倍の増加 手洗い・マスクなど感染対策の徹底を
今日7日、厚生労働省は「インフルエンザに関する報道発表資料」を発表しました。令和7年第44週(10月27日から11月2日まで)のインフルエンザの指定医療機関の報告数は「57,424」で、前の週から2.3倍以上の増加となっています。また、定点当たり報告数は「14.90」となり、各地で報告数の増加が続いています。空気の乾燥や気温の変化で体調を崩しやすい時期ですので、体調管理に十分ご注意ください。
インフルエンザ報告数 前週から2.3倍以上の増加
今日7日に厚生労働省が発表した「インフルエンザに関する報道発表資料」によりますと、令和7年第44週(10月27日から11月2日まで)のインフルエンザの指定医療機関の報告数は「57,424」で、前の週と比べて2.3倍以上の増加となっています。 定点当たり報告数は「14.90」となり、各地で報告数の増加が続いています。 また、期間中の休校の数は58、学年閉鎖は492、学級閉鎖は1,757と、いずれも前の週より大幅に増加しています。 厚生労働省は、手洗いや適切なマスクの着用など、基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。
乾燥や日ごとの気温差に注意
この先、東北の太平洋側から九州にかけては、晴れる日は空気が乾燥するでしょう。ただ、来週は台風26号の動向次第では予報が大きく変わることがあるため、最新の気象情報を確認するようにしてください。 明後日9日(日)以降、来週は北日本から西日本では、気温が平年並みか低い日が多くなりそうです。日ごとの気温差で体調を崩しやすい時期ですので、服装選びは慎重にして体調を崩さないようお気をつけください。
空気が乾燥 インフルエンザに注意
湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。 ① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。 ② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。 ③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。 ④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。 それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。