インフルエンザ 4週連続減少も依然高い水準 年末年始は気温上下の影響に注意
今日26日、厚生労働省は「インフルエンザに関する報道発表資料」を発表しました。令和7年第51週(12月15日から21日まで)のインフルエンザの定点当たり報告数は「32.73」でした。4週連続で減少しましたが、依然として高い水準です。この先、気温のアップダウンが大きいため、体調管理に注意が必要です。
インフルエンザ 4週連続減少も依然高い水準
今日26日に厚生労働省が発表した「インフルエンザに関する報道発表資料」によりますと、令和7年第51週(12月15日から21日まで)のインフルエンザの指定医療機関の定点当たり報告数は「32.73」で、指定医療機関の報告数は「126,127」でした。 定点当たり報告数は、第47週(11月17日から23日まで)の51.12から4週連続で減少しました。ただ、多くの府県で「インフルエンザ流行警報」開始の基準である30を上回っていて、依然高い水準です。 期間中の休校の数は103、学年閉鎖は1,218、学級閉鎖は3,848で、施設数合計は5,169でした。 厚生労働省は、手洗いや適切なマスクの着用など、基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。
気温のアップダウンに注意
この先1週間は、日本付近はたびたび低気圧や前線が通過するため、太平洋側の地域の極端な乾燥はない見込みです。ただ、気温のアップダウンが大きくなりますので、気温差で体調を崩さないようお気をつけください。 また、年末年始は医療機関がお休みの所が多くなりますので、いつも以上に体調管理に注意してください。人込みではマスクを使用するなど、インフルエンザや風邪の予防を心掛けてください。 来年1月3日ごろからは冬型の気圧配置が続くようになり、太平洋側では空気がカラカラに乾きそうです。ノドのケアなどの対策が必要です。
空気が乾燥 インフルエンザに注意
湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。 ① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。 ② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。 ③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。 ④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。 それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。