今日27日 今季初の冬日700地点超 日中も真冬並みの寒さ ヒートショックに注意
今日27日の朝は厳しい冷え込みとなり、気温が今季最低を記録した所が多くなりました。また、西日本から東日本の内陸部や北日本を中心に最低気温が0℃未満となり、今季初めて冬日の所が700地点を超えました。今日27日は日中の気温の上がり方が鈍く、真冬並みの寒さとなる所が多いでしょう。また、寒い日ほどヒートショックのリスクが高まるため、場所による気温差に気を付けてお過ごしください。
今季初 最低気温0℃未満の冬日が700地点超
強烈な寒気が流れ込むなどした影響で、今日27日の朝は厳しい冷え込みとなりました。最も最低気温が低くなったのは、北海道の陸別町で氷点下23.4℃を観測しました。気温が今季最低となった所が多く、今朝の最低気温は、札幌で氷点下8.6℃、仙台で氷点下2.2℃、堺(大阪)で氷点下1.5℃、久留米(福岡)で氷点下1.4℃を観測し、いずれも今季最低でした。東京都心の最低気温は1月上旬並みの1.7℃でした。 また、西日本から東日本の内陸部や北日本を中心に最低気温が0℃を下回り、最低気温0℃未満の冬日の所は714地点と、今季初めて700地点を超えました。
今日27日 全国的に日中も真冬並みの寒さ
27日今日いっぱいは、上空1500メートル付近で氷点下9℃以下の寒気が北日本に居座り、東日本と西日本も氷点下3℃以下の寒気に覆われた状態が続く見込みです。そのため日中の気温の上がり方が鈍く、札幌では最高でも氷点下4℃までしか気温が上がらないでしょう。その他の地域も、最高気温は仙台で4℃、東京都心と福岡で8℃、大阪10℃、金沢6℃の予想で、真冬並みの寒さとなる所が多い見込みです。 帰省などで移動する方の多い時期に入っていますが、外出の際は最大限の寒さ対策をしてお出かけください。また、寒い日ほど「ヒートショック」のリスクが高まるため、家の中でも部屋ごとの温度差に気を付けてお過ごしください。
寒い日はヒートショックのリスク高まる 防ぐポイントは?
冬の時期は、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度の変化によって身体がダメージを受ける「ヒートショック」が発生しやすくなります。ヒートショックを防ぐには、次の4つのポイントを覚えておいてください。 ① 脱衣所や浴室は、入浴する前に暖めておきましょう。暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に入り、その後、浴槽につかると、寒暖差で血圧が急激に変化してしまいます。浴室に暖房設備がない場合は、シャワーを使って浴槽に給湯したり、浴槽のお湯が沸いたらよくかき混ぜた後、蓋を取って湯気を充満させたりするのも、効果的です。 ② 入浴の際は、お湯の温度は41度以下、時間は10分以内を心がけましょう。入浴する時間帯は、夜遅い時間帯だと冷え込んできますので、早めの時間帯を心がけてください。 ③ 浴槽で体を暖めた後は、できるだけゆっくり立ち上がるようにしましょう。手すりがあれば活用し、手すりがない場合でも、浴槽のへりにしっかり手をかけて立ち上がってください。 ④ 食後すぐの入浴や、飲酒後の入浴は、避けましょう。食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することもありますし、飲酒によっても一時的に血圧が下がります。体調の悪い時も、入浴は避けてください。