北海道は明日(2日)まで割合晴れますが、3日(木)からは広く雨となるでしょう。雨の元となるのは台風5号が南から持ち上げてきた暖かく湿った空気と見込まれ、大雨の恐れがあります。3日から5日(土)頃にかけては道北を中心に大雨に注意・警戒が必要です。
上の図は、対象期間内に予想される72時間降水量の最大値と、その降水量がそれぞれの場所において過去最大の降水量と比較して何割に達するのか、ということを示しています。
これが100%前後に達すると、甚大な被害の発生する可能性が高まり、150%を超えると犠牲者の発生数が急増する可能性があるという研究結果があります。
既往最大比は 宗谷地方で100%前後となる地域があり、局地的には大きく上回る地域もあります。甚大な被害の発生する可能性が高まるため警戒が必要です。
※1 既往最大比とは、解析雨量が1kmメッシュ化された2006年5月以降に観測された雨量の最大値との比のこと。
※2 本間基寛,牛山素行:豪雨災害における犠牲者数の推定方法に関する研究,自然災害科学,Vol. 40,特別号,pp. 157-174,2021.