31日の近畿は今年一番の暑さになる所も 奈良で39℃ 大阪と京都で38℃予想
今週末の近畿地方は、各地とも晴れて厳しい残暑となるでしょう。特に、明後日31日は奈良で39℃など、この夏一番の暑さになる所もある見込みです。熱中症に厳重な警戒を続けてください。
明日30日 高気圧に覆われて晴れ
明日30日の近畿地方は、太平洋高気圧に覆われるため、各地とも晴れるでしょう。
午後は強い日差しの影響で大気の状態が不安定になり、中国山地沿いを中心に、一時的に雨や雷雨となる恐れもあります。
山や川でのレジャーを計画されている方は、晴れていても油断をせず、空模様に注意をしてください。
昼間の最高気温は、大阪で36℃、京都では38℃など、厳しい残暑が続くでしょう。
明後日31日 引き続き晴れ 奈良で39℃ 大阪と京都では38℃予想
明後日31日の近畿地方も高気圧に覆われて、おおむね晴れる見込みです。
午後は局地的に雨や雷雨の可能性もありますが、広い範囲で降ることはない見込みです。
昼間の最高気温は、奈良で39℃、大阪と京都では38℃など、猛烈な残暑になる所もあるでしょう。
朝晩も気温が下がりにくいため、喉がかわいてからでなく、時間を決めてこまめに水分補給をするなど、万全の熱中症対策を心掛けてください。
熱中症予防に! プレクーリング
熱中症対策の1つに「プレクーリング」があります。これは、屋外の作業などを始める前に、あらかじめ体を冷やしておくことで、作業中に体温が上がるペースを緩やかにする方法です。プレクーリングには、2つの種類があります。
1つは、体の内部から冷やす方法です。冷たい物を飲むことで、体の内部から冷やすことができますが、おすすめは「アイススラリー」です。スポーツ飲料と、凍らせたスポーツ飲料を、ミキサーで撹拌して作ります。微細な氷と液体が混ざっているので、液体だけを飲む時に比べて、冷たさがゆっくりと体の内部に浸透します。水分だけでなく、塩分や栄養素も補給できますが、一度に大量に飲むと、胃に負担をかけるので、少しずつ飲みましょう。1回に100グラム程度、数回に分けて飲むのがよいとされています。
もう1つは、体の外部から冷やす方法です。保冷剤などが体に接触するように作られたクールベストや、ファンのついた上着を着るのもおすすめです。また、水の入った器に手や足を入れて、10分程度、冷やすだけでもプレクーリングできますが、水温は10~15℃が効果的で、温度が低すぎると血管が収縮してしまい、逆効果になります。他にも、休憩時間に、椅子に座り、手足を水につけながら、スプレーで全身に水をかけて扇風機で風を送ると、脱水状態が軽減されます。
プレクーリングは、いくつかの方法を組み合わせて実施すると、より効果的です。暑い中での作業でも、できるだけ熱中症を防いでください。