九州 猛烈な暑さいつまで 今週は熱帯低気圧の動向に注意
九州は、今週23日(水)頃に熱帯低気圧が接近するおそれがあります。このため、今週半ば以降、九州は雨が降りやすくなり、猛烈な暑さは収まりそうです。ただ、熱帯低気圧や太平洋高気圧周辺の湿った空気の影響を受け、大気の状態がさらに不安定になりますので、雨の降り方に注意が必要です。
21日も猛暑続く 午後は天気急変に注意
きょう21日、九州は高気圧に覆われて晴れますが、強い日差しと高気圧周辺の湿った空気の影響で、午後は大気の状態が非常に不安定になるでしょう。所々で積乱雲が発達し、雷を伴い局地的に非常に激しい雨が降る見込みです。発達した積乱雲の下では竜巻などの激しい突風、落雷のおそれがあります。屋外では天気の急な変化にお気をつけ下さい。
また、きょう21日も九州は猛烈な暑さが続きます。予想最高気温は佐賀市や福岡県久留米市、大分県日田市は37度と体温超えの危険な暑さになります。特に、暑さの厳しい時間帯は涼しい所で過ごし、無理をしないようにしましょう。室内でも熱中症になることがあり、適切に冷房を利用するなど、室内の環境にもお気を付け下さい。
熱帯低気圧が次第に北上
現在、小笠原近海に熱帯低気圧があり、ゆっくりと北西に進んでいます。この後、さらに西よりに進み、23日(水)頃に九州付近へ近づくおそれがあります。今のところ、台風に発達する可能性が小さくなっていますが、大量の湿った空気を運んでくるため、23日(水)は九州付近はさらに大気の状態が不安定になり、広い範囲で雨が降る見込みです。局地的に大雨になるおそれもあり、雨の降り方に注意が必要です。
また、24日(木)以降も太平洋高気圧周辺の湿った空気の影響を受けやすく、不安定な天気が続きそうです。
今週半ばから猛烈な暑さはようやく収まりますが、雨の降り方に油断できません。こまめに最新の気象情報を確認しましょう。
