九州 25日は急な激しい雨や落雷に注意 2つの台風の動向は
きょう25日、日本海西部を進む低気圧に向かって湿った空気が流れ込み、九州は大気の状態が非常に不安定です。局地的に積乱雲が発達し、雷を伴い激しい雨が降る所があるでしょう。急な天気の変化にご注意ください。また、南の海上では台風の発生が相次いでいます。
きょう25日 大気不安定
きょう25日、九州は太平洋高気圧の周辺部となっています。また、日本海西部には低気圧が進み、九州付近は湿った空気が流れ込みやすく、大気の状態が非常に不安定となっています。
午後も局地的に積乱雲が発達しやすく、雷を伴い、激しい雨が降るところがあるでしょう。発達した積乱雲の下では、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。たいへん変わりやすい天気ですので、屋外での活動は空の変化に気をつけながらお過ごし下さい。
きょうは雲が多いため、最高気温は30度から33度ぐらいにとどまるでしょう。
不安定な天気が多い
今週末は、九州付近は次第に日差しが増えてきますが、強い日差しと湿った空気の影響で、変わりやすい天気が続くでしょう。来週前半は晴れますが、週の後半は高気圧周辺の湿った空気の影響を受けて、不安定な天気が多くなりそうです。気温は平年より高く、厳しい残暑が続く見込みです。
本格的な台風シーズン 台風への備えを
現在、南の海上では台風の発生が相次いでいます。
きのう24日午後3時に沖縄の南海上で台風9号が発生し、きょう25日午前3時に南鳥島近海で台風10号が発生しました。
台風9号は午前9時現在、フィリピンの東海上にあり、ほとんど停滞しています。この後もしばらくフィリピンの東の海上で動きが遅く複雑な動きをする見込みです。30日(水)には沖縄の南海上へ進んでくるでしょう。
台風10号は午前9時現在、南鳥島近海を東寄りに進んでおり、その後、次第に向きを北西に変え、来週初めに日本の東海上を北上する見込みです。
また、フィリピンの東海上には雲のかたまりがあり、今後新たに台風が発生する可能性もあります。
太平洋高気圧が弱まる時期に重なると、台風が日本へ近づきやすくなります。本格的な台風シーズンとなっており、台風への備えを改めて確認しておきましょう。
