明日2日まで北海道や東北では大雨のおそれ 関東から九州も局地的に非常に激しい雨
今日1日から明日2日にかけて、北海道や東北では低気圧や前線の影響で、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、関東から九州でも、局地的に非常に激しい雨の降るおそれがあります。
東北の日本海側を中心に大雨のおそれ
今日1日から明日2日にかけて、低気圧が日本海北部から千島近海に進み、低気圧からのびる前線が日本海を南下する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、北海道や東北では、明日2日にかけて大気の状態が非常に不安定になるでしょう。
特に前線が南下するタイミングで、東北の日本海側を中心に雨の降り方が強まるおそれがあります。
北海道では既に記録的大雨 北陸も3日は100ミリ以上で警報級大雨か
1日午後5時過ぎに、北海道函館市で1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が発表されるなど、北海道では大気の状態が非常に不安定となっています。北日本では3日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。東北地方では、総降水量が平年の9月1か月分を上回る所がある見込みです。東日本では2日から3日にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
北海道地方 120ミリ
東北地方 150ミリ
その後、2日18時から3日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北地方 100ミリ
北陸地方 120ミリ
東北南部~九州は急な雨や雷雨 九州北部では局地的に非常に激しい雨も
明日2日にかけて、東北南部や北陸、関東から九州は、広く晴れますが、気温の上昇や湿った空気の影響で大気の状態が不安定になり、山沿いを中心に局地的に激しい雨や雷雨がありそうです。
特に、九州北部では非常に激しい雨の降るおそれがあり、竜巻などの激しい突風が発生するおそれもあります。
黒い雲が近づく、雷の音が聞こえるのように発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
土砂災害の前兆
大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。