このあと台風24号は、海面水温の高い領域を進むため勢力を強めながらゆっくりと北西に進むでしょう。非常に強い勢力を保ったまま29日の朝、先島諸島に近づく見込みです。その後進路を東よりに変えて速度を上げ、30日朝には九州の南に進むでしょう。昨年の台風18号よりも強い勢力で九州に近づいて、上陸する恐れもあります。その後、さらに速度を速めて列島を縦断しそうです。このため台風が近づくと急に風が強まるほか、広い範囲で暴風が吹き荒れる恐れがあります。また本州付近に停滞する秋雨前線に向かって、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になって、台風が近づく前から大雨になる可能性もあります。西日本豪雨や台風21号の被害が大きかった地域にふたたび大荒れの天気をもたらす恐れもあるため、土砂災害や河川の氾濫、浸水や冠水などに厳重な警戒が必要です。日本気象協会の
「トクする防災」では、台風が接近する前にできる備えをご紹介していますのでぜひ参考にして頂き、万全の備えをお願いします。