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湿った空気と上空の寒気の影響で、宮城県沿岸部では局地的な大雨になっています。
レーダーによる観測で、11時30分までの1時間に宮城県仙台市宮城野区付近で約100ミリの雨が降り、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。
これは、数年に1度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測したり、解析したりしたときに気象庁が発表する情報です。その地域にとって、土砂災害や浸水害、洪水発生につながるような、まれにしか発生しない雨量であることを知らせるために発表します。
仙台新港周辺の仙台市宮城野区中野付近では、1日午前11時40分現在、道路が冠水し、車の立ち往生が発生している模様です。
土砂災害の危険度も高まり、午前11時50分現在、土砂災害警戒情報が塩竈市、多賀城市、松島町、七ヶ浜町、利府町に発表されています。

発達した雨雲は北上傾向で、午後0時25分現在、松島町から石巻市付近に広がっています。
宮城県では、このあとも大気の不安定な状態が続くでしょう。いったん雨が弱まっても、今夜9時頃にかけて断続的に雨が降り、局地的には雷を伴って激しく降る恐れがあります。
今夜にかけて、低い土地の浸水や土砂災害、川の増水などに、警戒を続けてください。