21日午前3時に日本の南海上で熱帯低気圧が発生しました。この熱帯低気圧は先日の台風14号のように顕著に発達することはない見込みですが、今後北上して23日からの三連休のはじめにかけて本州付近に近づくでしょう。熱帯由来の暖かく湿った空気を大量に伴っていますので今後の動向に注意が必要です。
一方、大陸方面からは上空5500メートル付近に−21度以下の強い寒気を伴った低気圧「寒冷渦」が次第に近づく見込みです。上空には次第に強い寒気、下層には暖かく湿った空気が流れ込み、熱帯低気圧由来の暖かく湿った空気が予想以上に流れ込むと、北陸地方では大気の状態が非常に不安定となるでしょう。激しい上昇気流が発生すると活発な積乱雲が発生する所もありそうです。急な強い雨による低い土地の浸水や道路の冠水、河川や用水路の増水や氾濫、土砂災害、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。三連休中の特に23日や24日に屋外で過ごす予定のある方は
最新予報を確認するようにして下さい。
三連休最終日の25日と26日は、北陸地方は北から高気圧に覆われて秋晴れとなる見込みです。最高気温は25度以上の夏日の所が多くなりますが、全般に北よりの風となり、実際の数字以上に過ごし易く感じられそうです。