9日頃から寒気　北海道の山で雪か　台風22号が発生　列島に影響の恐れ　2週間天気(気象予報士吉田　友海 2025年10月05日)

9日頃から寒気　北海道の山で雪か　台風22号が発生　列島に影響の恐れ　2週間天気

日本気象協会本社

吉田　友海

公開：2025年10月05日07:06

9日頃から寒気　北海道の山で雪か　台風22号が発生　列島に影響の恐れ　2週間天気

8日(水)頃は発達する低気圧の影響で、北海道では荒れた天気となる恐れがあります。9日(木)頃からは北海道の上空に寒気が流れ込み、標高の高い山では雪が降るでしょう。一方で、5日(日)午前3時に小笠原近海で台風22号が発生しました。日本列島に影響を与える恐れがあり、今後の動向に注意が必要です。

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8日頃は北海道で荒天　寒気流入で山では雪か
台風22号　発達しながら西よりへ　列島に影響の恐れ
北海道から関東は秋らしい体感　東海から九州はまだ夏日

8日頃は北海道で荒天　寒気流入で山では雪か

6日(月)から7日(火)は北から高気圧に覆われるでしょう。湿った空気が入る東北の太平洋側や関東は雲が広がりやすく、雨の降る所もありそうです。一方、近畿から九州ではおおむね晴れるでしょう。

8日(水)は北海道の北を低気圧が発達しながら進み、次第に西高東低の気圧配置になるでしょう。北海道の上空には寒気が流れ込む見込みです。8日(水)頃は北海道では風や雨が強まり、荒れた天気となる恐れがあります。9日(木)から寒気の影響で、北海道の標高の高い山では雪が降るでしょう。北日本では季節が進み、初冠雪の便りが届くかもしれません。北海道は平地でも朝晩を中心に冷えるようになるでしょう。

一方で、東海以西はまだ汗ばむくらいの日が多く、名古屋市や福岡市では真夏日(最高気温30℃以上)となる日もあるでしょう。那覇市は連日の真夏日予想で、引き続き熱中症にご注意ください。

台風22号　発達しながら西よりへ　列島に影響の恐れ

5日(日)午前3時に小笠原近海で台風22号が発生しました。小笠原諸島では、5日(日)昼前から6日(月)にかけて強風に注意し、7日(火)にかけてうねりを伴う高波、落雷、突風、急な強い雨に注意してください。また、大潮の時期と重なるため高潮にも注意してください。

台風は今後、発達しながら西よりへ進み、8日(水)は暴風域を伴い、9日(木)は強い勢力となり、日本の南で動きが遅くなる予想です。

予報円が大きく、進路の予想に幅がありますが、今週後半以降は、沖縄や奄美に影響を与える恐れがあります。その後の進路はまだはっきりしませんが、日本や海外の予測モデルでは、本州にも影響を与えると予測しているものもあります。最新の台風情報にご注意ください。

北海道から関東は秋らしい体感　東海から九州はまだ夏日

13日(月・スポーツの日)以降は北海道では晴れる日が多いでしょう。東北から関東は雲が広がりやすく、雨の降る日もある見込みです。東海から九州は日差しが届く日が多いでしょう。沖縄は15日(水)以降は雨が降りやすい見込みです。

札幌市では最高気温は20℃に届かず、朝は気温が一桁と冷えるでしょう。仙台市も最高気温が20℃に届かない日が増えてきそうです。東京都心は23℃前後で、夏日(最高気温25℃以上)にはならない見込みです。一方、名古屋市や大阪市、福岡市は夏日で、半袖の陽気が続くでしょう。那覇市は真夏日が続き、まだ厳しい暑さとなりそうです。