強い寒気に加え、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)※の影響で、2日頃は西日本の日本海側で警報級の大雪となる恐れがあり、太平洋側にも雪雲が流れ込むでしょう。普段雪の少ない地域でも降雪となり、大雪となる所がある見込みです。
【近畿・中国地方・四国】31日・大晦日から1月1日・元日は近畿北部や山陰の山沿いで雪が降るでしょう。2日から3日の朝にかけては近畿北部や山陰では平地も広く雪が降り、積雪が急増する恐れがあります。近畿中部・南部、山陽、四国でも雪が降り、積雪となる所があるでしょう。普段雪の少ない所でもスタッドレスタイヤやチェーンの装着を義務付ける冬用タイヤ規制となる区間が広がりそうです。車は冬の装備をお願いします。雪道に慣れない場合は無理のないよう、予定の変更も検討してください。
【九州】2日から3日の朝にかけては北部を中心に雪の降る所があるでしょう。山沿いを中心に積雪や路面の凍結に注意が必要です。
道路ごとの影響については、
道路の気象影響リスク予測も参考になさってください。(気象予測に基づく影響予測ですので、実際の規制状況は道路管理者等の発表をご確認ください。)
※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。JPCZによって、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むと、大雪となることが多々あります。