ナナカマドは日本のどこの山にも生えていて、北海道にしかない、というわけではありませんが、北海道では旭川市、室蘭市、紋別市、稚内市などで市の木に指定されていたり、よく街路樹として植えられているので、道民にとってはよく見かけるとても身近な木です。
秋になると真っ赤な実をつけるので、実のほうが有名ですが、葉もまたみごとに赤く染まります。実も葉も赤く色づいた街路樹は、北海道でよく見かける光景です。
異国情緒で多くの観光客が訪れる函館には、函館山から港にかけてたくさんの坂がありますが、その中でも、石畳の坂に教会や洋館が並ぶ「大三坂」には、街路樹にナナカマドが植えられていて、秋になると坂が赤く華やぐ観光スポットとして知られています。葉も実も赤く色づき大三坂を彩るナナカマドですが、11月も後半になると葉が落ち、赤い実だけになりますが、鳥たちがついばみにやってくるので賑やかになります。
秋の時期、赤く彩られた坂の上からレトロな市電が通る道路を見下ろす眺めは絶好の写真スポット。坂の上にはおいしい
ソフトクリーム店があり、こちらもオススメです。
秋の大三坂の公式サイト(はこぶら 函館市公式観光サイト)は
こちら