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    【災害級大雪】青森市気温上昇で融雪・落雪 雪下ろしさらに危険に…“水の枯渇”と“道路にあふれ出る水”に悩む新潟・長岡市

    2026年02月05日14:13

    1月20日以降、除雪中とみられる事故などで死亡した人は35人に上っています(5日午前9時時点)。

    2月4日、『サン!シャイン』は、記録的な大雪から一転、気温が上昇した各地を取材。
    見えてきたのは、新たな雪の危険性でした。

    雪下ろしに密着 気温上昇で雪の重さに変化も

    4日は、3月中旬並みの6.2℃まで気温が上昇した青森市。
    大忙しとなっていたのが、除雪の代行を請け負う地元の建設業者。

    友心工業 中村友幸社長:
    「雪下ろして」っていう人たちは一気に電話してくる。(電話は)毎日鳴ってるね。

    依頼が殺到し、2週間先まで予約で埋まっているといいます。

    最初の依頼は2階建ての住宅。
    びっしりと降り積もった雪。目測で150cmほどありそうです。

    2階に積もった雪は、まず1階の屋根に。そして、地面へと雪の塊を落としていきます。
    溶け出したことで、重さが増した雪。作業もより重労働に…。

    雪下ろしを行う作業員
    「よいしょ!」
    「硬い!硬いというか締まっちゅう!」
    「どこ見ても雪いっぱいだな…」

    友心工業 作業員:
    雪が多いですね。去年よりも多くて、もう暖かくなってきているので湿って重くなってきてます。

    毎日、雪下ろしをしている作業員の男性でもこたえるという、雪の重さ。

    作業中にも電話が鳴ります。

    ――除雪依頼の電話ですか?
    友心工業 中村友幸社長:

    はい。ちょっと時間かかるよって(言った)。今週と来週はほぼ埋まりそうなんですけど、(予約先に)行ってみてOKじゃないとできない。(予約先を)見に行くこともできてない。俺が(現場に)つきっきりとかもあるので…。

    全ての依頼を受けるのは、難しいといいます。

    取材スタッフ:
    開始から約3時間がたちました。2階の屋根、1階の屋根も半分ほど雪下ろしが済んだのでしょうか。

    4人がかりでも簡単には終わらない雪下ろし。
    ここからさらに1時間半…。ようやく作業は終了。開始から約5時間が経過していました。
    作業開始時と比べると、屋根に積もった雪がきれいに取り除かれています。
    休憩もそこそこに、次の依頼先の住宅へ。

    今回初めて依頼したという1人暮らしの70代女性。ある心配事が…。

    女性(70代):
    この屋根の雪がギシギシギシギシするんですよ、夜。
    ――音が鳴るんですか?
    鳴るんですよ。ドサーって落ちてきたりしたらと思うと、年寄り一人でいるのが心細くって…。

    木造の自宅が倒壊しないか…、女性は毎晩おびえていたといいます。

    作業開始。
    屋根に降り積もった雪をダンプカーに直接落としていきます。
    今度は2時間ほどで作業が終了。除雪の代行費用は8万円、青森市が費用負担を支援しています。

    女性「ご苦労さまです」 
    作業員「いいえ~」
    女性「ちょっと気が楽に寝られるんじゃないかな…」

    「消雪パイプ」の水足りず地盤沈下の恐れ

    一方、2月4日までに、平年の約2倍の積雪量となっている新潟・長岡市。

    駅前の様子を先週と比較してみると…、積み上げられた雪が大きく車道まではみ出し、先週までは2車線あった道路が1車線になっていました。

    そうした中、活躍していたのが、地下水をくみ上げ道路の雪を溶かす「消雪パイプ」です。
    全国で初めて道路に「消雪パイプ」を設置した長岡市。雪が降り続いても、通行を確保するために欠かせないものですが…、今、ある問題が起きているというのです。

    長岡市環境部環境政策課 環境対策担当係長 今井博さん:
    長期的な降雪が続きましたので、それによって、(消雪パイプの)使用の方が連続的に増えたということで、(地下水の)水位の方は例年よりも低下しているという状況です。

    長岡市が観測する地下水の水位を見ると、雪が多く降り始めた1月20日ごろから減少傾向に。2月4日の時点で過去最低ラインに近づき、消雪パイプの水の出が悪くなる恐れがある指数にまで達していました。

    実際、市には、一部の消雪パイプが稼働していないという報告もあったといいます。
    さらに、このまま地下水の水位が下がり続けると、地盤沈下につながる恐れも。
    そのため、市は、降雪の有無に応じて消雪パイプの使用時間を減らすなど、市民に節水への協力を呼びかけています。

    流雪溝が詰まり道路上に水が…「泣きたくなる」

    “水の枯渇”に悩む地域がある一方で、“あふれ出す水”に悲鳴をあげている地域も。
    同じ長岡市内にある、連日の大雪で「災害救助法」が適用された、栃尾地域です。
    商店街を進んでいくと、道路上には、あふれ出した水が。

    田中良幸リポーター:
    結構、流れが急ですよね。くるぶしよりも下、2cmぐらいではありますけれども、かなり勢いが激しいですし、時折、大きな雪の塊も流れてきますね。

    近隣住民:
    詰まっちゃって側溝が。もう雪で詰まってて流れないの。ドーンっていうんですよ。これ(側溝のふたが)あがる時。びっくりして出てきたら、こんなんなってた。

    重いふたが持ち上がるほどの大量の水。一体、何が起きたのでしょうか?

    住民によると、栃尾地域には消雪パイプが通っていないため、除雪車が出動。道路脇に除雪された雪は、水が流れている流雪溝に投入して処理されていました。

    ところが、連日の除雪によって、流雪溝が雪で詰まってしまい、道路上に水があふれ出したというのです。
    こちらの商店街では、連日、冠水が起きているそうで…。

    近隣住民:
    (2月2日の午前)1時半とか1時ぐらいだと思うんですけど、仕事帰りで、帰宅しようと思ってたら水が上がってて。途中でもう水量が多くなりすぎちゃって「あ、これまずいな」と思って。

    すでに3日以上続いているという、流雪溝の詰まりによる冠水。
    4日は、最高気温が5.5℃まで上昇した長岡市。除雪された雪も、雪解け水も増える中、住民は不安を募らせていました。

    近隣住民:
     (気温が上がって)それで、きっとね、こういうふうに(雪が)お水になっちゃったのかもしれないけど、分からない。泣きたくなる。
    (「サン!シャイン」2月5日放送より)

    【災害級大雪】青森市気温上昇で融雪・落雪 雪下ろしさらに危険に…“水の枯渇”と“道路にあふれ出る水”に悩む新潟・長岡市
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