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    「カビ臭い、飲みたくない」水道水巡り苦情殺到 原因は“30年に一度”の記録的少雨「植物プランクトンが川底に発生…カビ臭物質を放出」

    2026年02月03日11:40

    東京都心は14日連続で「乾燥注意報」が発表されるなど、1月2日以降、2月2日で丸1カ月、まとまった雨が降っていない。“30年に一度”と言われる記録的な少雨の影響は「水道水」にも及んでいた。

    「年明けてから水道水が臭い」人体に影響なしも…

    取材班が訪ねたのは茨城・水戸市の住宅。
    コップにくんだのは普段飲んでいるという水道水だ。

    見た目は普通の水。ところが今、水戸市では水道水を巡り苦情が殺到しているという。

    2026年に入り、「年明けてから水道水が臭い」「水道水が土臭いというか、墨臭いというか困ってます」など、市に対して水道水からカビや土のようなにおいがするといった問い合わせが40件ほど寄せられているのだ。

    原因は、もうひと月も“雨が降っていない”ことだった。

    水戸市の水源である那珂川を見ると、水の量が減り川底が見えてしまっている。

    水戸市の1月の月間降水量は0.0mm。
    つまり、2026年に入って一度もまとまった雨が降っていないという、84年ぶりの“異常事態”となっていた。

    那珂川に設置された河川カメラを見てみると、流れる水の量が明らかに減り、川幅が狭くなっているのが分かる。

    水戸市はホームページで、「河川の水位が低下すると植物プランクトンの一種が川底に発生し、カビ臭物質を放出するようになる」などと説明している。

    水道水はそのまま飲んでも人体に影響はないとしてはいるが、日常生活に不可欠な水道水だけに、市民からは「不安ではある。風呂だったり、皿洗ったり、使うのでないと困る」「麦茶を作っても臭いが残る。カビ臭い、飲みたくない」など不安の声が上がった。

    ひたちなか市では浄水処理強化

    雨不足による水の異変は水戸市だけではない。
    同じ那珂川を水源とする茨城・ひたちなか市でも、水道水がカビ臭いという現象が起きていた。

    取材班はひたちなか市の上坪浄水場へ向かった。
    こちらでは水道水のカビ臭さを取り除こうと対策をとっているという。

    カビ臭さの原因となる成分を除去するため、活性炭を注入する量を増やし、浄水処理を強化していた。

    現在の那珂川のにおいを分かりやすくするため、少し温めた状態でかいでみると、渇水の影響で強いかび臭が…。
    この水に活性炭を入れ、対策を施した状態で飲んだ取材スタッフは「ごく慣れ親しんだ水道水」と話す。

    気象庁「今後1カ月程度まとまった雨降らない」

    “30年に一度”といわれる記録的な少雨。

    関東から九州の太平洋側の列島各地で、年明けから一度もまともに雨が降らない状況が続き、渇水が進行している。

    1月の降水量が0.0mmだった静岡市では、安倍川でかなりの距離にわたって川の流れが途切れる「瀬切れ」が発生。

    さらに、静岡・南伊豆町に水道水を供給する青野大師ダムでは、ダムの底がうっすらと見えている。
    周辺の岩肌もくっきりと見えていて、中には乾燥して、ひび割れてしまっているところもあった。

    わずかに水は残っているものの、水道や農業に使える水は貯水率0%に。
    しかし、ダムの下流に川があるため、今すぐに取水制限を行うことはないという。

    さらに高知・仁淀川町の大渡ダムは、水位がかなり低い状態となっている。

    日本海側では記録的な大雪となるなど極端な天候が続く日本列島。

    気象庁によると、今後1カ月程度はまとまった雨が降らないということで、今度も生活への影響が続きそうだ。
    (「イット!」2月2日放送より)

    「カビ臭い、飲みたくない」水道水巡り苦情殺到 原因は“30年に一度”の記録的少雨「植物プランクトンが川底に発生…カビ臭物質を放出」
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