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    春の季語「霾る」とは何のこと?「洗濯物の悩み」だけでなく「海にもたらす意外な恩恵」について気象予報士が解説

    2026年04月21日20:05

    テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」で天気情報を担当している気象予報士・古山圭子さんが天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、「霾る」をテーマにお伝えします。

    春の季語「霾る」を知っていますか?

    番組の冒頭、古山予報士が紹介したのは「霾る」という難読漢字です。これは「つちふる」と読み、春に大陸から飛来する「黄砂」を指す春の季語です。

    21日の衛星画像を確認すると、日本海付近に土色の帯が漂っているのがはっきりととらえられていました。これが黄砂です。宮崎県内でも21日の午後から22日の午前にかけて、海沿いを中心に薄い黄砂が飛来する予想となっています。

    黄砂への対策として古山予報士は、「21日に外干しした洗濯物はしっかりはたくこと」「22日の午前はマスクを着用すること」を推奨。一方で、洗車については「雨が降る前の22日午後に済ませるのがおすすめ」と、具体的なアドバイスを送りました。

    意外な事実!黄砂が「魚を増やす」メカニズム

    何かと厄介者扱いされがちな黄砂ですが、実は自然界において意外なメリットがあると言われているそうです。

     ここで「お天気クイズ」です。黄砂の意外なメリットとして考えられるのは次のうちどれでしょう?

    A.魚が増える
    B.牛乳が美味しくなる
    C.ウイルスを撃退する 

    正解は、A.の「魚が増える」でした。 

    なぜ、空から降る砂が海の魚を増やす可能性があるのでしょうか。そのメカニズムは以下の通りです。

    1.鉄分の供給:黄砂の粒子が海に落ちると、その中に含まれる「鉄」が海水に溶け出します。
    2.プランクトンの増殖:溶け出した鉄分を栄養源として、植物プランクトンが急激に増殖します。
    3. 生態系の連鎖:増えたプランクトンを餌にする小さな生き物が増え、結果としてそれらを食べる魚の漁獲量が高まる可能性があるのです。

    実際に、黄砂がよく降る海域では漁獲量が高くなっているというデータもあり、自然の循環の不思議さを感じさせる内容でした。

    みやそら通信:虹色の輝き「彩雲」

    続いては視聴者からの写真を紹介する「みやそら通信」は、県内で観測された美しい「彩雲(さいうん)」の写真が寄せられました。

    午前11時すぎに延岡市で撮影された、ひろずみさんの投稿です。太陽の近くの雲が虹色に輝く見事な「彩雲」で、ひろずみさんは思わず「宝くじと天皇賞が当たりますように」と願い事をしたそうです。

    彩雲は、太陽の光が雲の粒を通り抜ける際に回折することで起こる現象です。古山予報士は「皆さんも空で素敵な光景を見つけたら、ぜひ送ってくださいね」とコーナーを締めくくりました。

    洗濯物や洗車に悩まされる黄砂の季節ですが、空を見上げることで「霾る」という季節の趣や、美しい彩雲、そして海の豊かさにつながる自然の仕組みに思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

    (テレビ宮崎)

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