県内は強い寒気の影響で、未明に強い風が吹き、金沢スタジアムの屋根が飛ぶなどの被害がありました。また、金沢では今シーズン初めて積雪を記録しました。
強い寒気が入り込んだ影響で県内は大気の状態が非常に不安定となり、未明に各地で暴風が吹き荒れました。小松で12月の観測史上最大となる最大風速16.6メートルを記録したほか金沢では最大瞬間風速28.4メートルを観測しました。
この風の影響で、金沢市磯部町の金沢ゴーゴーカレースタジアムでは、バックスタンドの屋根が飛んで隣接する広場に20枚ほど落ちているのが見つかりました。市ではスタジアムの営業を中止し、付近を立ち入り禁止とし、天気の回復を見て被害状況などを調べることにしています。
この強風の影響で、JRは特急サンダーバードが米原経由に変更となり、接続で北陸新幹線に最大30分程度の遅れが出ましたが、現在はダイヤに乱れはないと言うことです。また雪は26日朝から強くなり金沢で5センチ白山市河内で18センチの積雪を記録しました。
寒気のピークは過ぎたものの、不安定な大気の状態は続いていて金沢地方気象台は、27日朝6時までの12時間に降る雪の量を多いところで加賀の平地で5センチ、山地で10センチ能登の平地で2センチ、山地で5センチと予想しています。気象台は今夜始め頃まで電線や木への着雪のほか、今夜遅くにかけて落雷や突風に注意するよう呼びかけています。