宮崎県延岡市北川町の曽立地区で、長年住民を苦しめてきた内水氾濫を防ぐための新たな堤防が完成した。延岡市が約12億円を投じて整備した堤防により、大雨時でも排水が可能となった。本格的な出水期を前に、地域住民からは安堵の声が上がった。
繰り返す浸水被害を背景に整備
曽立地区では、雨水が曽立谷川を経由して本流の北川へと排水される仕組みとなっている
しかし、北川が増水した場合は逆流を防ぐために樋門が閉じられ、雨水が地区内にたまる内水氾濫が起きやすくなっていた。
曽立地区では2004年以降だけでも建物への浸水被害が6回発生。
被害が相次いだ状況を受け、延岡市は総事業費約12億円を投じ、曽立谷川沿いに新たな堤防の建設を進め、3月末に完成した。
排水ポンプ併用で被害軽減へ
完成した堤防は全長390メートル、高さは最大で2.5メートルあり、北川が増水した場合でも樋門を開けて曽立谷川の雨水を排水できるようになった。
さらに、現場には排水ポンプも新たに整備され、内水氾濫による被害が軽減されると期待されている。
長年、浸水被害に悩まされてきた地区住民は、堤防の完成を心待ちにしていた。
高齢者福祉施設「螢邑苑」吉田貴さん:
一安心ですね。正直なところ。以前と同様に、しっかり浸水対策の前準備をしていこうと思ってます。
延岡市は、引き続き、大雨の際には早めに避難するよう呼びかけている。
(テレビ宮崎)
