インドネシア・アチェ州の農村地帯で、2013年の地震によって地盤陥没が発生した。その後も、2025年の洪水が引き金となり、それ以降、現在も1日約1mのペースで地滑りが続き、農地の破壊が進んでいる。専門家は、火山灰を含む脆い地盤への浸水が原因と指摘している。
地震と洪水が引き金…拡大を続ける巨大な穴
のどかな農村地帯に巨大な穴ができていた。畑の一部はえぐり取られ、広い範囲にわたって陥没している。
映像が撮影されたのは14日、場所はインドネシアのスマトラ島最北端にあるアチェ州だ。
陥没現場の近くで唐辛子を栽培する女性からは、嘆きの声が聞かれた。
トウガラシ農家の女性:
私たちの土地はすべて破壊されました。来年、何を植えればいいのかわかりません。もう何も植えられません。
なぜ、このような大規模な陥没が起きたのか。現場を視察した地元の知事は、こう説明した。
アチェ州知事:
この陥没は2013年の地震により発生しました。2025年11月の大規模な洪水以降、陥没の拡大が急激に加速しました。
この陥没について地元メディアは今も1日約1mずつ地滑りが発生し、拡大し続けていると報じている。
水の流れを止めないと陥没拡大が続く可能性
この陥没を止める手立てはないのか。
地質学の専門家は、現場の地盤について「地下水を吸収しやすい火山灰が固まってできた岩石などが多く含まれているため、水の流れを止めなければ陥没の拡大が続く可能性がある」と指摘している。
陥没現場を捉えた映像を見ると、穴の中に水が勢いよく流れ込んでいるのがわかる。これ以上の陥没拡大を防ぐため、一刻も早い対応が求められている。
(「イット!」2月16日放送より)
