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    【大雪余波】札幌で落雪死亡事故、青森では除雪遅れで住民悲鳴「緊急事態」「病院行けない」…空き家解体の緊急代執行も

    2026年02月20日12:45

    2月18日、北海道・札幌市で落雪事故が発生、1人が死亡しました。

    現場は会社の倉庫で、男性4人が高さ3メートルほどある屋根の雪下ろしをしていたところ、3人が落雪に巻き込まれ、生き埋めに。

    通報を受けた消防が約30分後に3人を救助したものの、このうち60代の男性が搬送先の病院で死亡。70代の男性2人は命に別条はないということです。

    当時、札幌市の気温は3月上旬並みの2.9℃と、寒さが緩む中で起きた落雪事故でした。
    死亡事故につながるほどの記録的大雪の余波が続いています。

    大雪をきっかけに「緊急代執行」も

    そんな中18日、「サン!シャイン」は青森市を取材しました。
    いまだ1メートルほどの雪が積もる中、16日から青森市は「緊急代執行」として、雪の重みで倒壊し隣の家などに被害を及ぼすおそれがある空き家の解体に乗り出しました。

    対象の空き家を見てみると、雪の重みからか屋根は折れ曲がり、たんすなどの家具が流れ出ている状態。

    近隣住民:
    「ちょっと怖いね」って、「こっちに倒れてきたら怖いよね」って言ってたんですけど、今回とうとう雪の重みで(倒壊した)。土曜日(2月14日)だったかな…なんかドスンってすごい音がして。

    この家が空き家状態になっているのを市が確認したのは、12年ほど前。
    過去複数回、所有者に建物の除去を求める勧告などを行うも応じなかったことから、今回の緊急代執行に踏み切ったといいます。
    解体費用としてかかる数百万円は、所有者本人に請求されます。

    遅れる除雪…“担当道路”の区分けも一因?

    さらに、青森市民が悲鳴を上げているのが除雪の遅れ。
    1カ月近く除雪が入っていないという道もあるといい、市民生活は混乱しています。

    青森市民
    とにかく(除雪が)遅い!来るのが遅い!俺らに言わせれば緊急事態。生活道路、生活道路ってどこが生活道路。ここだって生活道路じゃん。

    12日、青森市の西秀記市長は会見で、次のように話しました。

    青森市・西秀記市長:
    生活道路の除排雪作業が依然として大きく遅れており、市民の皆さまには大変なご不便とご不安をおかけしておりますことを大変心苦しく思っているところであります。

    生活道路の除雪が遅れていることを公表。
    市内にある生活道路のうち、通行に支障がないのは約3割にとどまっているといいます。

    これを受け、翌日13日には青森県も青森市内の除雪と排雪への財政支援を明らかに。
    一層のスピードアップが期待されました。

    それから、5日がたった18日、市内の道路状況を見てみると、比較的大きな通りは除雪されているものの、住宅周辺の道は手つかずになっている場所も。

    除雪が入らない場所に住む女性:
    (除雪が)入ってくれないの。それで毎日「きょう入るかなぁ、きょう入るかなぁ」って。
    車動かせないでしょ?だから病院にも行けないし。
    何なんでしょうね。なんでここだけ…。
    今週は来るんじゃないかなって思ってたんだけど、どうだかね…。

    ――除雪の遅れで一番困ることは?
    除雪が入らない場所に住む男性:

    灯油ですね。灯油(が運べない)。皆、夜でも防寒着着ているんですよ。ストーブできるだけ節約して…

    除雪が入らないことにより、住民の暮らしにはさまざまな支障が起きています。

    取材中にも、雪でスタックする車が。

    スタックした車の運転手:
    毎日2回くらいスタックするんですよ、ここで。毎朝ドキドキですよ。帰ってくるときも。そこが段差だから、「家に入れるかな」って感じ。
    バンパーも取れちゃってるし…。

    路面の状態が悪く、車の修理が必要になることもあるといいます。
    この住民男性は青森市に対し、道路状況を報告するアプリを使って除雪を要請中ですが、アプリ内の地図は同様の要請マークで埋め尽くされ、除雪を待ち続ける日々です。

    スタックした車の運転手:
    ここ私が載っけたやつ。去年までは結構載っけるとすぐ来てくれたんですけど、今年はまったく来ない。載っけても来ない。電話してもつながらないのでもうお手上げ。順番にでもやってくれたらいいんだけど。

    通りや地域によって、除雪作業に大きな遅れが生じている青森市。
    いったい、なぜなのでしょうか?
    地元の住民からは、こんな声も。

    地元住民:
    この道は業者さんが2つありまして。ここの業者さんの言い分としては、ここの角の雪っていうのは、幹線(道路)の雪なので、その雪が邪魔になって入ってこられないと。

    ここでは幹線道路と、脇の狭い道を担当する除雪業者が別々だといいます。

    幹線道路が除雪されていても、よけた雪が狭い道にはみ出す形で残っていて、そこを担当する別の業者は「道に入れず除雪できない」と主張していたというのです。

    一方で、長年青森市内の除雪作業を担い、1月半ばから無休で除雪にあたっているという業者は、「サン!シャイン」の取材に対し、「今年は連日雪が降り、氷点下となる日が続いたので、積もった雪が硬く剥がしにくい状態で進捗(しんちょく)が遅れてしまった。住んでいる方々には申し訳ないが、どうしても優先順位があることを知っていただきたい」と話します。

    今年は雪が一気に降り、その量は平年の1.4倍。路上に残った大量の雪が固まり、雪に慣れた業者でも除雪に時間がかかったといいます。

    青森市は、18日朝の時点で「約95%の生活道路が通行に支障がなくなった」と発表。
    遅くとも20日朝までには、すべての除雪・排雪を終える予定だとしています。

    (「サン!シャイン」2月19日放送より)

    【大雪余波】札幌で落雪死亡事故、青森では除雪遅れで住民悲鳴「緊急事態」「病院行けない」…空き家解体の緊急代執行も
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