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    これから見頃を迎える、梅より遅れて桜より早く咲くこの花木は?

    公開:2021年03月14日20:30

    ライフ

    これから見頃を迎える、梅より遅れて桜より早く咲くこの花木は?

    この花は?

    ニ十四節気七十二侯では、啓蟄の桃始笑(ももはじめてさく)を終え、いよいよ春分を迎えようとしています。上の花、桃かしら?と思われた方もいらしたのでは?

    こちらの花は、漢方やスイーツで馴染み深い「杏(あんず)」の花です。杏といえばアプリコット。シャンプー等にも使われ、よい香りを想像しますが、花の段階ではまだうっすらとした香りです。中国原産のバラ科サクラ属の落葉小高木で、日本へは平安時代に渡来し、もっぱら薬用として栽培されてきました。実が熟すのは6月ごろ。風通しの良い日陰で乾燥すると、果肉と核が離れやすくなり、核を割って種子を収穫します。この種子が「杏仁」です。
    今回は、花も実も種も楽しめるこの「杏(あんず)」について見ていきましょう。

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    やまもと こも

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