ドラマと言えば、テレビドラマ、というのはもう過去のことのようです。もちろん、テレビ局が製作する良質な海外ドラマもどんどん日本に紹介されていますが、NetflixやAmazonなどネット配信会社もドラマ界に参入。続々とオリジナルドラマを製作し、配信していますね。もちろん有料ですが、配信ドラマは、わざわざ、DVDをレンタル店に借りに行かずともいつでも好きな時に、楽しめるのが魅力です。また世界中の視聴者から集まった潤沢な利用料を出資し、ハリウッド並みの制作費をかけているので、豪華な出演者、一流の製作陣による巧みなストーリーで、私たち大人のニーズに応えてくれます。
Netflixオリジナルでは、「さようなら、コダクローム」、Amazonオリジナルでは「ハンド・オブ・ゴッド」などが注目を集めています。「さようなら、コダクローム」はアカデミー賞ノミネートの常連、名優エド・ハリス主演の、大人のロードムービー。デジタルに取って替わられた古いフィルム(コダクローム)を現像できる唯一の現像所を、仲違いばかりしていた父と息子が目指して進む物語です。「ハンド・オブ・ゴッド」は映画「ヘルボーイ」が当たり役の怪優、ロン・パールマン主演、「神の声」に取り憑かれた男が悪の道(?)を辿っていく連続ドラマサスペンス。どちらもハリウッドで抜群の存在感を放っている名優の演技が光り、まるで大作映画のような完成度です。かたや淡々と展開するノスタルジーな父と息子の落ち着いた物語。かたやダークな登場人物たちが複雑に絡み合う先が読めない物語。
どちらも秋の夜長にぴったりな、豪華なネット配信ドラマのようですね。