2月に入るともう、アパレルショップでは春物が並び始めます。でもまだまだ冬のセール品も並んでいるので、お買物に行くと何を買えばいいの?と悩んでしまう事はありませんか？　筆者の場合はいつも目的のものとは違うものを買ってしまいます…。でもそんなアクシデントもまたショッピングの楽しみの一つ。意外とそんな時に買ったものが長く愛用できたりしますよね。
そうなんです。季節の変わり目は、特に計画を立てず本能（?）のおもむくまま、欲しいものを買うのもアリなんです。また、普段は手に取らないちょっと難易度の高いアイテムに挑戦してみるのもいいですね。冬のセール品なら今の時期は最終値下げ価格の底値になっているものが多くなります。デザインが気に入り、来年も着られる、と確信できたらぜひ試着を。サイズがぴったりなら即購入をおすすめします。
とはいえ「来年も着られる」の判断はなかなか難しいもの。長年、販売員の仕事をしている筆者がメソッドとしているのは、大物（コートなどのアウター）はベーシックカラーのもの（黒・紺・ベージュなど）を、小物はカラーのもの（グリーン・ピンク・イエローなど）を、ということです。バッグや靴、ストールなどはもちろんですが、セール品の場合は面積の小さいものも小物と考え、ニット・パンツ・スカートでもカラーものを選ぶのがおすすめ。
冬の主役アイテム・ニットは、この時期にはベーシックカラーが残っているのは稀です。言い方は悪いですが、この時期にまだ売れ残っているのは好みが分かれるカラーものが多い傾向があるのです。こういう時にこそ思い切ってカラーものに挑戦してみましょう。必ず試着をして、顔映りが良いかをチェックするのもお忘れなく。筆者も思い切って鮮やかなグリーンのニットを購入しましたが、インパクトがあり、合わせるアイテムをシンプルにできるのでコーディネイトも楽チン！目下大活躍中です。

また、今の時期、店頭に並んでいる春物は、価格が抑えめになっていることにお気づきですか？　ショップやブランドによって異なりますが、セール品と新作の定価品が共存しているこの時期は、どうしてもセール価格と比べられてしまい春物は動きにくいので、価格が抑えめになっているアイテムがちらほらあります。加えて春物は冬のウールやカシミアなどの高級素材に比べ、綿やポリエステルなど軽い素材なので、元々価格は抑えめになります。筆者の場合は、ニットの下などに今すぐ着られるベーシックなカットソーやブラウスを探し、抑えめ価格で購入するようにしています。暖かくなるまで着られない先取りアイテム（重ね着できない薄手ニットや、薄手アウターなど）は抑えめ価格でも結局、春本番の3月後半頃まで寝かせてしまうことになるので、もったいないですよね。

2月は、来年秋冬のコーディネイトに使えるものをゲットできるか?　春一番のコーディネイトをオシャレに組み立てられるか?　など、実は意外に大事な時期なんです。ぜひ楽しくワードローブ計画を立てながらお得にショッピングを楽しんでみませんか。