インフルエンザ(influenza/ラテン語)は、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症ですが、「一般の風邪症候群」とは分けて考えるべき、「重くなりやすい疾患」といわれています。
確かに、インフルエンザに罹患したとき、高熱とともに急激に体調が悪化するケースが多いようですが、実は高熱が出ないインフルエンザもあるのです。実は、インフルエンザB型に感染した場合、高い熱が出ないこともあるのです。
●インフルエンザA型 →急激に38~40度の
高熱が出る●インフルエンザB型 →37〜38度程度の発熱や微熱などで、
高熱が出ないここで、
■ 2017/18シーズン インフルエンザワクチン株を整理しておきましょう。
■ A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
■ A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
■ B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
■ B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)(引用:
国立感染症研究所)
今季・2017/18シーズンは上記4つのインフルエンザに分けられ、最初に「B」と記された〈山形系統〉と〈ビクトリア系統〉が「B型」インフルエンザウイルス。B型に感染した場合、腹痛や嘔吐、下痢などの消化器系の症状は見られるものの、高熱が出ないといわれています。
このときに心配な点が「高熱が出ていないから自分はインフルエンザではなく、風邪を引いただけ」という誤った解釈。この解釈で通常通り会社や学校に行く、あるいは外出先で人と会う……といった行動をとれば、間違いなくその人が保持するウイルスを周囲に撒き散らしてしまうことに……。