エゾリスはその名の通り、日本では北海道にしか生息していません。頭からシッポの先までが約40cmもあり、リスの中では大型です。背中にシマシマがなく、耳の毛がピンと立ち、シッポがフサフサなのが特徴です。お腹は白いのですが、全体的な毛の色は、夏は茶色っぽくなり、冬は灰褐色になって、保護色の役目をしています。 普段は木の上で生活しますが、秋も終わりを迎えるころになると、地上に下りて、木の実を探し回ります。エゾシマリスと違い冬眠しないので、冬に備えて食糧を集めているのです。 大好物のクルミを見つけると、器用に外側の殻を剥き、食べないでそのまま地面に埋めます。クルミを見つけては、次々と殻を剥いて、どんどん埋めて、落ち葉をかぶせていきます。 〈参考:NHK for School 「エゾリスの冬越し」〉